行政 : 「新しい公共」を考える横浜会議
11月7日、8日に横浜市で開催される、「『新しい公共』を考える横浜会議」の詳細が決定した。会議2日目には佐賀県、千葉県、札幌市、浜松市、横浜市の5つの首長によるセッションが行われる。大会では7つの分科会が実施され、市民と自治体がNPO施策などを議論し、協働で築く「新しい公共」について考える。
11月7日、8日に開催される「『新しい公共』を考える横浜会議」は、「NPO活動推進自治体フォーラム横浜大会」と「コラボレーションフォーラム横浜2005」が同時開催されるもの。
このうち、「NPO活動推進自治体フォーラム横浜大会」は、昨年10月、千葉県で開催された「NPO活動推進自治体フォーラム」の第2弾。自治体のみならず、自治体とNPOや企業などの多様な主体との協働やNPO活動の活性化により公共的課題が解決され、公共が築かれるという考えのもと、自治体の協働政策、NPOへの支援施策などを議論する。
「コラボレーションフォーラム横浜」は一昨年から開催され、今回が3回目。市民の活動が公共的課題解決を担い、多様な協働の形を通して「新しい公共」を創り出すことを認識し、その経験と知恵が市民に広がり、市民と行政の協働に向けた新しい仕組みにつながることを目指す。
主催は、NPO活動推進自治体フォーラム横浜大会実行委員会(佐賀県・千葉県・札幌市・浜松市・横浜市)と協働推進会議実行委員会・横浜市。
会場は、横浜市西区みなとみらいにある「パシフィコ横浜 会議センター」。
初日のオープニングセッションでは、北川正恭氏(早稲田大学大学院公共経営研究科教授、前三重県知事)と林泰義氏(まちづくりプランナー)による対談「身近な地域の課題から『新しい公共』を拓く」が行われる。
2日目の知事・市長セッションでは、古川康佐賀県知事、堂本暁子千葉県知事、上田文雄札幌市長、北脇保之浜松市長、中田宏横浜市長が、「市民とともに『新しい公共』をつくる」をテーマに議論を行う。
「NPO活動推進自治体フォーラム横浜大会」は、両日にわたって4つの分科会を実施。「コラボレーションフォーラム横浜2005」は、初日にはポスターセッションを、2日目には3つの分科会を実施する。
分科会、オープニングセッション、知事・市長セッションなど、全てのプログラムに事前申し込みが必要。実行委員会では、10月20日まで申し込みを受け付けている。
各分科会のテーマは下記の通り。
「NPO活動推進自治体フォーラム横浜大会」
- 第1分科会
「協働をすすめるための行政職員の意識改革」 - 第2分科会
「行政のNPOへの財政支援はどこまで行われるべきか」 - 第3分科会
「協働事業の提案制度を通じた実践とその評価のあり方」 - 第4分科会
「『新しい公共』を支えるための関係づくり」
「コラボレーションフォーラム横浜2005」
- 第5分科会
「地域への参画 はじめの一歩」 - 第6分科会
「地域の多様なネットワーク」 - 第7分科会
「『新しい公共』を担う地域の仕組み」
「『新しい公共』を考える横浜会議」の詳細、申込み方法や参加費については、横浜市のホームページ内、下記を参照のこと。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/tishin/forum2005/