行政 : 患者と医師をつなぐフリーマガジン
9月20日、NPO法人「ささえあい医療人権センターCOML」と医師たちが協力して、病院受診のコツなどをまとめた無料の月刊誌「ロハス・メディカル」が創刊された。この月刊誌は首都圏の大学病院など30病院の待合室に置かれ、無料で配られている。
9月20日に創刊された無料月刊誌「ロハス・メディカル」は、35人の医師とNPO法人「ささえあい医療人権センターCOML」が協力して編集にあたり、株式会社ロハスメディアが発行。病院長や大学病院の教授などが監修にあたっている。広告掲載料を得ることで無料配布を可能にした。
題号につけた「ロハス(Lohas)」とは、「Lifestyles Of Health And Sustainability」の頭文字をとった言葉。環境と人間の健康を最優先し、持続可能な社会の在り方を志向するライフスタイルを意味する。「ロハス」は、1998年にアメリカで提唱され始め、日本には2002年に紹介された。
無料月刊誌「ロハス・メディカル」は、患者の「治りたい」気持ちと、医師の「治したい」気持ちをつなげ、納得の行く医療サービスを患者が受けられることを目指している。
この月刊誌はB5判30ページ。創刊号では、病院受診のコツをまとめた「病院の上手な使い方」と、いざという時に知っておきたい「救急医療の現在」を特集。首都圏の大学病院など、30の病院の待合室に緑色の専用ラックを設置して無料配布が始まった。今後、毎月20日に最新号が置かれていく。
「ささえあい医療人権センターCOML」では、編集への協力に加えて、次号から同団体の実施している電話相談の内容などを盛り込んだ患者側の声を連載していくとのこと。
発行元のロハスメディアでは、今後、全国での配布を目指す。
「ロハス・メディカル」の詳細は、下記の同誌ホームページを参照のこと。
http://www.lohasmedia.co.jp/