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　政府・与党は、１２月１日、「医療制度改革大綱」を決定した。高齢者の医療費負担の引き上げなどが盛り込まれているが、医療法人に関して、公益性の高い法人類型の創設も決定された。

　政府・与党の医療改革協議会は、１２月１日、「医療改革大綱」を決定した。この中で、医療法人制度改革にも以下のように文言が盛り込まれている。

（医療法人改革）

　公益性の高い法人類型の創設等の医療法人制度改革を行うとともに、医療法人に必要な会計の在り方について検討する。

　厚生労働省は、２００６年度に予定されている医療法人制度改革に向けて、医療法人を、

1. 営利を目的としない医療法人
2. 公益性の高い医療法人（認定医療法人）
3. その他の医療法人

という３つの類型に分ける案をこの夏に提示している。

　公益法人改革に合わせて、医療法人も、税制上、２階建てもしくは３階建てにしようという案と考えられており、公益法人制度改革と相まって、今後、議論が活発になりそうだ。