行政 : NPOの外部報告に関するシンポ開催
12月20日午後7時より、東京赤坂の日本財団会議室において、シーズは、公開シンポジウム「NPOのアカウンタビリティとは何か」を開催する。このシンポジウムでは、シーズ・アカウンタビリティ研究会から、「NPO法人の外部報告に関する基本的な考え方」と題する提言書が発表される。
NPO法人の活動基盤の確立には、より多くの支援者の寄附金やボランティア参加が欠かせない。
そのためには、NPO法人自らが支援者に対してアカウンタビリティ(説明責任)を果たし、信頼性の確保に努める必要があるが、NPO法人には統一された会計基準もなく、多くの法人はどうすれば適切な会計報告や事業報告ができるのか困っているのが現状。
シーズは、今年、財団法人笹川平和財団の助成を受けて、「アカウンタビリティ研究会」を立ち上げ、NPO法人のアカウンタビリティの現状と課題について議論を重ねてきた。
12月20日午後7時より、東京赤坂の日本財団会議室で開催されるシンポジウム「NPOのアカウンタビリティとは何か」では、同研究会の委員がパネリストとして登壇。NPO法人がいかにして信頼性を得るための外部報告を行えばよいのかについて、基本的な考え方から、具体的な会計報告や事業報告の手法に関する提言を発表する。
パネリストは下記の5氏(50音順)。
- 赤塚和俊氏
(公認会計士/税理士/NPO法人NPO会計税務専門家ネットワーク理事長) - 江田寛氏
(公認会計士/日本公認会計士協会非営利法人委員会専門委員) - 黒田かをり氏
(CSOネットワーク共同事業責任者) - 杉田洋一氏
(NPO法人難民を助ける会経理担当) - 水口剛氏
(高崎経済大学経済学部助教授)
コーディネーターはシーズ事務局長の松原明が務める。
定員は100人(事前申込み制)。資料代は、1,000円。
シーズの松原事務局長は、「今年11月から、政府の国民生活審議会において、NPO法人制度の見直しに関する検討が始まった。同審議会の検討事項には、NPO法人制度全体の信頼確保のための情報公開や会計報告のあり方が盛り込まれている。このシンポジウムを、NPOの外部報告のあり方について議論を深める場とすると同時に、NPO法の改正に向けたNPO側からの働きかけとなるものとしたいので、ぜひ、多くの方々にご参加いただきたい。」と呼びかけている。
このシンポジウムの詳細、申し込みは下記を参照のこと。
https://www.npoweb.jp/event/event_info.php?article_id=2325