行政 : 豪雪地帯での除雪ボランティア活動
日本海側の地域を中心に大雪による被害が拡大するなか、新潟県や長野県など豪雪地帯をかかえる自治体では、豪雪災害に対応した災害ボランティアセンターを立ち上げ、ボランティアによる雪下ろし、雪かきを行っている。また、海外の紛争・災害被災地で支援活動をおこなっているNPO法人JEN(ジェン)」(東京)が、1月20日から2月19日まで、毎週末に除雪ボランティアツアーを実施するなど、被災地外からの除雪ボランティアへの参加も始まっている。
日本各地で記録的な大雪による被害が相次ぐ中、過疎が進んでいる豪雪地帯では、高齢者が除雪作業中に屋根から転落して死亡するといった事故も多発している。
そこで、豪雪地帯をかかえる自治体や社会福祉協議会では、災害ボランティアセンターを立ち上げ、除雪ボランティアを募っている。
新潟県では、「雪ほりボランティアスコップ2006」として除雪ボランティアの登録を受け付けている。
http://www.pref.niigata.jp/yuki/volunteer/
あわせて、新潟県ボランティアセンター(新潟県社会福祉協議会)内に「新潟県豪雪災害ボランティア本部」を設置して、市町村単位での除雪ボランティア派遣の要請を受付け、その募集を行っている。
http://www.tatunet.ddo.jp/saigai/cgi/forum_y/forum.cgi?mode=view&no=596
長野県でも、長野県社会福祉協議会に「除雪ボランティアセンター」を設置して、高齢者宅等の雪片付けを行うボランティアを募集し、派遣と現地の受け入れ体制づくりを支援。1月7日から12日までに延べ442名が活動したとのこと。長野県除雪ボランティアセンター情報は下記で提供されている。
http://www.nsyakyo.or.jp/v-info/
福井県では、「みどりのスコップひとかき運動」を実施。交差点やバス停にスコップを配置して、待ち時間を利用した歩道除雪の協力を呼びかけている。同県でも、ふくい県民活動センターのサイトで、各市町村の社会福祉協議会が除雪ボランティアを募っている。
http://info.pref.fukui.jp/danken/npo/staff.html#9
NPOも各地域で積極的に除雪作業に取り組んでおり、下記のように、被災地域外からの除雪ボランティに積極的に取り組んでいる団体もある。
海外の紛争・災害被災地で支援活動をおこなっているNPO法人「JEN(ジェン)」は、新潟県中越地震発生後の2005年1月より新潟県内で除雪ボランティア活動を展開しているが、今年度も「JENスノーバスターズ2006」として1月20日から2月19日まで、毎週末に除雪ボランティアツアーを実施(申し込みは終了)。詳細はJENのホームページを参照のこと。
http://www.jen-npo.org/
また、福島県奥会津地方で除雪ボランティアを続けているNPO法人「ハートネットふくしま」も2月3日から2泊3日の日程で参加者を受け付けている。この「雪下ろし体験ボランティアin奥会津」では、独り暮らしのお年寄り宅の雪下ろしを手伝い、それを通して地元の高齢者やボランティアとの交流を深める体験ツアーとして企画されているとのこと。詳細は「ハートネットふくしま」のサイト内、下記で紹介されている。
http://park12.wakwak.com/~heart/saigai/snow/snow.html