行政 : アサヒ、未成年飲酒予防に助成金
アサヒビール株式会社は、日本のアルコール飲料製造・販売会社として初めて、未成年者飲酒予防を推進するための基金を昨年設立。9つのNPOや教育機関などが行う研究や活動に助成を行ったが、現在第2回目の助成先を公募中。
アサヒビールグループでは、2004年からの中期経営計画の課題のひとつである「グループ全体の社会的信頼の向上」への重点取り組みのひとつとして、適正飲酒の啓発活動を掲げている。
その一環で、アサヒビール株式会社では、2005年3月に「未成年者飲酒予防基金」を社会環境推進部内に設立。主として未成年者の飲酒予防のための研究・活動を主催・実施している団体、個人、施設などを対象に助成を始めた。
海外では、アルコール製造・販売会社が、未成年者の飲酒、飲酒運転、酒帯犯罪の予防のために、NPOや研究者に助成をする例がみられるが、日本でのこうした本格的な取組みはアサヒビールが初めて。
昨年の第1回目の助成では、9つのNPOや教育機関の行う研究や活動に助成が決定。今年2月には、助成先から報告が寄せられる予定で、優秀な案件については、報告会での発表や、ホームページ上での公表などを通じて公開していく。
現在は、第2回目の助成金の応募を受け付けており、締め切りは3月9日(木)。
総額1000万円の助成で、一件あたりの助成上限は100万円。有識者と同社の役員等が審査を行い、採否と金額を決定する。
同基金の詳細および助成申請については、次のホームページで。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/manner/foundation/