行政 : AMDA、レイテ島に医師団派遣
2月17日に豪雨による大規模地滑りが発生したフィリピン中部レイテ州レイテ島に対して、日本のNPO法人AMDA(アムダ)は災害発生直後より日本人調整員を含む医師団を派遣し、医療支援活動を行っている。加えて、このプロジェクトに対する寄付も募集している。
NPO法人「AMDA(the Association of Medical Doctors of Asia)」は、1984年に設立され、岡山県に本部を置く国際医療ボランティア組織。
アジア、アフリカ、中南米において、戦争・自然災害・貧困等により社会的・経済的に恵まれず社会から取り残されている人々への医療救援と生活状態改善のための支援を実施している。1995年に国連経済社会理事会(UNECOSOC)より国連の協議資格を授与され、2001年にNPO法人の認証を受けている。
2月17日、フィリピン中部レイテ州レイテ島で、豪雨による大規模地滑りが発生。フィリピン赤十字の発表によると、少なくとも200人が死亡、行方不明者が1500人にのぼる事態となり、地滑り発生から半月が経過した現在も、被災した生存者は避難所暮らしを強いられ、健康悪化も深刻化している。
この緊急事態に対し、AMDAは災害発生直後から調整員やAMDAに登録している医師と看護師をフィリピンに派遣。AMDAインドネシア支部の医師らと合流し、現地で南レイテ医師会と連携して緊急医療支援を行っている。
現在、AMDAの医療チームは、多くの被災者が収容されているセントバーナード市に入り、市内の高校に設けられた避難所での健康診断や診療を実施している。
同市には現在7箇所の避難所が設けられているが、この避難所には、最も被害の大きいと言われるギンサウゴン地区の住民684名/282世帯(24日現在)が保護されており、不自由な避難所暮らしのなか、肉体的にも精神的にも健康状態の悪化が懸念され、医療チームは診療とあわせて、心のケアをおこなっているとのこと。
AMDAでは、下記口座で募金を受け付け中。
郵便振替口座番号 01250-2-40709
口座名 AMDA
(通信欄に「レイテ島」と明記のこと。)
比レイテ島地滑り災害に対するAMDAの緊急医療支援活動については、下記、AMDAサイト内を参照のこと。
http://www.amda.or.jp/