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　世界各地で難民・避難民の心のケアと自立の支援を行っているＮＰＯ法人ジェン（ＪＥＮ）が、７月に「スリランカ津波復興応援ツアー」を実施する。ＪＥＮは、「今はもう『ニュースでは報道されないスリランカの現状』を見て、周囲の人たちに伝えて欲しい」と参加を呼びかけている。

　ＮＰＯ法人ジェン（以下、ＪＥＮ）は、1994年1月に設立。平和な国際社会づくりを目指し、世界各地の難民、避難民に対して、「心のケアと自立の支援」をモットーにして支援活動を行っている国際協力ＮＧＯ。

　2004年12月26日のスマトラ島沖地震によって発生した津波によるスリランカの被害は、死者・行方不明者含め約4万5千人に及んだと言われている。ジェン（以下JEN）は同月29日には現地での緊急支援活動を開始。現在も、最も津波の被害が大きかった南部ハンバントタ県で、子どもを含めた被災者の方々の「心のケア」事業を実施している。

　具体的には、ココナッツ・ロープや魚網作り、野菜栽培等の職業訓練や児童課外活動を催すと同時に、心理学カウンセラー、ソーシャルワーカーが協力し、被災者が生きる意欲、前向きな力を取り戻すサポートしている。

　ＪＥＮは、7月15日から20日に「スリランカ津波復興応援ツアー」を実施する。定員は20名。費用は179,800円。

　このツアーでは、ＪＥＮの活動現場の野菜農園を見学し、現地の人たちとともに野菜を植えることも予定されている。また、現地のＪＥＮのスタッフや被災者、子ども達との交流会も計画されている。

　旅行説明会は、6月10日に新宿で開かれる。また、ＪＥＮは、4月8日に、現在一時帰国中のＪＥＮコロンボ事務所長・田仲愛氏の「スリランカ活動報告会」を開催する。その折にも、このツアーについての説明があるとのこと。

　スリランカ津波被災復興応援ツアーについては、ＪＥＮのサイト内、下記を参照のこと。

　http://www.jen-npo.org/participation/field.html