行政 : 「太陽と緑の会」焼失作業所、本日再開
昨年２月２７日、ＮＰＯ法人「太陽と緑の会」（杉浦良代表）が運営する徳島市内の福祉リサイクル共同作業所が火災によって全焼した。火災から１年２ヶ月を経て、支援者からの寄附金などにより、新作業所兼店舗が完成。本日オープンする。
ＮＰＯ法人「太陽と緑の会」（徳島市国府町）の前身は、１９７１年に始まった筋ジストロフィー症研究所の設立を求める運動。その後、１９８４年に現在の杉浦代表が「物も人も活かされる街づくり｣を目指して、徳島県で最初の心身障害者小規模通所作業所「太陽と緑の会リサイクル作業所」を設立。
２０００年には、ＮＰＯ法人格を取得し、同年には第２作業所も設立するなど、徳島において長年、障害者福祉および就労の中核的存在として活動してきた。
しかし、昨年の２月２７日の未明に不審火による火災が発生。リサイクル作業所兼店舗の鉄筋２階立て延べ約４８０平方メートルが全焼した。
その後、「太陽と緑の会」は、焼失を免れた倉庫や第２作業所で活動を再開しながら、作業所の再建を目指してきた。
この１年２ヶ月の間に、「太陽と緑の会」には２千人を超す人たちから、再建費用として総額２１００万円のカンパが寄せられた。また、焼けた建物内の片付け・処理、新しい建物の建材となる杉の木の提供・運搬・製材や木工事・屋根工事・電気工事などにも、５千人近い支援者が協力。その結果、新作業所兼店舗が再建され、今日、４月２４日にオープンすることとなった。
新しい作業所は、旧作業所とほぼ同じ規模だが、防火対策を重視した設計。内部は、前よりも明るくなり、「掘り出し物」が見やすくなったとのこと。
「太陽と緑の会」のサイトは下記を参照のこと。
http://www2.ocn.ne.jp/~t-midori/
