行政 : 岡山県、国際貢献のための連携組織
岡山県は6月27日、県と、県内のNGO、経済界、大学、メディアなど多様な主体による官民連携組織、「岡山発国際貢献推進協議会」(仮称)を10月に設立すると発表。6月29日には、設立準備会の初会合が開かれた。
岡山県は、6月27日に、岡山発の国際貢献活動をいっそう推進することを目的とした「岡山発国際貢献推進協議会」(仮称)を今年10月に設立すると発表。29日には、岡山市内で設立準備会の初会合を開催した。
この初会合には、岡山県内のNGOからなる県国際団体協議会、県商工会議所連合会、岡山経済同友会、県農協中央会、県国際交流協会、県内に本社のある報道各社など計17団体が出席。こうした多様な主体が連携する「岡山発国際貢献推進協議会」(仮称)をつくることで、緊急性や専門性が求められる国際協力の現場で、よりいっそう質の高い国際貢献活動が展開できるとし、設立に向けた具体的な協議を開始した。
今後は、8月上旬に設立発起人会を発足。県の「国際貢献月間」にあわせて、10月には設立総会を開催する予定となっている。
これまで、岡山県は、平成16年4月1日に「国際貢献条例」を施行し、「国際貢献先進県おかやま」の実現に取り組んできている。
具体的には、岡山空港内に「救援物資備蓄センター」を設置。県民からの寄付による、毛布、テント、寝袋、タオルケットなどの救援物資を備蓄し、大規模な自然災害等が発生した際には、救援活動を行う県内のNGOに提供してきた。
また、岡山県出身の青年海外協力隊等JICAボランティアを、「おかやま国際協力大使」に委嘱。赴任国からの報告を県のホームページに掲載したり、活動地域から要請のあった物資の寄付を県民に呼びかけて現地に送るなど、国際貢献活動の推進を図ってきた。
岡山県の国際貢献推進については、同県のサイト内、「国際貢献先進県おかやま」を参照のこと。
http://www.pref.okayama.jp/kikaku/kokusai/kouken/koukentop.htm