行政 : 多摩信金と多摩NPO協、融資円滑に
6月15日、東京の多摩信用金庫と多摩NPO協会は、同信用金庫の「NPO事業支援ローン」に連携して取り組みことに合意。融資の際の審査業務に多摩NPO協会が協力することで、融資の円滑化を図る。
多摩信用金庫(東京都立川市)は、今年1月に、多摩中央信用金庫、太平信用金庫、八王子信用金庫の3金庫が合併して新たにスタートしているが、多摩中央信用金庫としては、2003年より、「NPO事業支援ローン」を設定してNPO法人への融資を実施。これまでに24件の融資実績があるとのこと。
多摩信用金庫は、この「NPO事業支援ローン」を、今まで以上に地域のNPO法人にとって利用しやすいものとするために、地域の51団体からなる多摩NPO協会と連携することを検討。6月15日に両者が連携していくことに合意した。
連携の内容は、多摩信用金庫から照会があれば、多摩NPO協会がその団体の活動状況や公共性などをあらためて審査し、その内容を多摩信用金庫に伝えるというもの。審査業務の一部を委ねることで審査の迅速化をはかり、融資件数、融資額の拡大につなげる。
なお、「NPO事業支援ローン」の融資限度額は500万円。利率は、国または地方公共団体などからの受託業務に関するつなぎ資金は、固定金利年1.0%。その他の資金の上限金利は固定金利年3.0%。返済方法については、資金計画などに基づいて相談の上決定する。担保は原則として不要。保証人は代表者1名を含む役員2名が必要。
こうした融資内容について、多摩NPO協会では地域のNPOに対して理解をはかるため、7月22日午後1時半から説明会を実施する。会場は聖蹟桜ヶ丘駅前にある「多摩市民活動情報センター」。
この説明会の問い合わせは多摩NPO協会まで。
電話:042-338-8212