行政 : 文科省、子どもを見守る活動事例の募集
7月13日、文部科学省は、全国各地でNPOなどにより実施されている、「地域で子どもを見守る活動」に関する取り組み状況や実施方法、効果等についての情報を集約し、ネット上で検索・閲覧できる「地域で子どもを見守る全国ネットワークシステム」を構築すると発表。8月4日まで、同システムに掲載する活動事例の募集を行っている。
文部科学省によれば、昨今、子どもたちが犯罪の被害に遭う事件が多発していることから、従来にも増して地域が主体となって子どもたちを見守る活動の重要性が問われているという。
そこで、同省は、全国各地でNPOなどにより実施されている、「地域で子どもを見守る活動」に関する、取組状況や実施方法、効果等についての情報を集約し、ネット上で検索・閲覧できる「地域で子どもを見守る全国ネットワークシステム」を構築することとした。
このシステムの構築により、これから子どもを見守る取組みを始める地域に対しては活動のノウハウを提供し、また、すでに活動を行っている地域に対しては、活動展開の参考してもらいたいとのこと。また、他の地域で子どもを見守る活動を行っているNPO、学校、教育委員会等との情報交換にも役立ててもらいたいとしている。
同省では、8月4日まで、このシステムに掲載する活動事例を募集している。
対象となる事例は以下のような取り組み。
- 都市部や過疎地などの地域環境を踏まえた効果的な取り組み
- 他の地域の参考になるようなポイントやノウハウを含む取り組み
- 他の地域ではまだあまり取組まれていないような先進的な事例
- 地域のNPOや民間企業など、多様な主体による取り組み
なお、子どもの交通安全に関する活動、青少年の健全育成に関する活動、防災に関する活動は対象とならないとのこと。
取り組み事例は、事例募集専門のホームページ( http://www.murc.jp/mimamori/ )で受け付けている。
提供された事例については、有識者等で構成される「地域で子どもを見守る全国ネットワークシステム検討会」において選定の上、システムに掲載して公表される。
地域で子どもを見守る活動に関する事例の募集については、文部科学省サイト内、下記を参照のこと。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/07/06071103.htm