行政 : 長野県、豪雨被害で支援事業緊急募集
長野県内では、7月中旬から下旬にかけて、梅雨前線がもたらした豪雨により各地で災害が発生。この事態を受けて、長野県は、7月24日より、NPO等が被災地域で行う事業を対象として、「コモンズ支援金」の緊急募集を開始した。
7月26日、気象庁は、7月15日から24日にかけて、長野県や鹿児島県などで死者・行方不明者26人(26日現在)の被害をもたらした豪雨を、「平成18年7月豪雨」と命名している。
長野県では、7月27日現在、岡谷市の8人など2市町で10人が死亡。行方不明者は1人。重軽傷者は18人。県内で177世帯455人が避難生活を送っている。
こうした事態を受けて、長野県は、県内の市町村、NPO、自治会等が「平成18年7月豪雨」の被害に対応して行う事業について、「コモンズ支援金」の対象事業とするとして、7月24日から緊急事業募集を開始した。
コモンズ支援金の正式名称は「信州ルネッサンス革命推進事業」。2005年度に創設され、今年度は10億円が計上されている。地域の課題解決に積極的にとりくむ市町村、NPO等を支援する目的で、県が市町村やNPO等から事業を募り、必要な経費を交付する。
長野県によれば、7月24日から緊急募集を開始しているが、募集開始時点でも豪雨による被害が拡大しているため、現在のところ、締め切りを設けずに募集を行うとしている。
コモンズ支援金対象事業の緊急募集については、長野県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.nagano.jp/kikaku/comoseit/comosei/sienkin/kinkyu0724.htm