行政 : 岡山県、寸劇や歌で消費者被害防止
岡山県は、8月1日から、詐欺などの消費者被害の防止のために、消費者問題に取り組むNPOや個人の有志を、県内各地域で開催される会合等に講師として派遣する「消費者啓発セミナーボランティア講師派遣事業」をスタートさせた。講師育成の研修を受けて登録された講師が、寸劇、紙芝居、替え歌などでわかりやすく被害防止策を紹介する。
岡山県では、この「消費者啓発セミナーボランティア講師派遣事業」に向けて、今年4月、県内で消費者問題に取り組む団体や個人を対象に講師を募集。NPO法人など8つの団体と30名の個人が、5月から7月に実施された講師育成講座を受けた後、講師登録を行った。
岡山県は、8月1日から講師派遣事業を開始。県内各地からの派遣依頼を受け付けている。
対象となるのは、町内会、老人会、公民館等、県内各地域で開催される会合等で、30人以上の参加が見込まれるもの。
講座は1時間から1時間30分程度。
派遣料は無料。講師への交通費や講師謝金は県が負担する。
岡山県によれば、お年寄りなどにも分かりやすく楽しいセミナーにするため、講師は、講話だけではなく、寸劇、紙芝居、替え歌によって消費者被害の実態や防止策が示せるようにトレーニングを受けているとのこと。申し込みに際して、どのような形態でセミナーを開催したいかを伝えると、希望に沿った人材が講師として派遣される。
岡山県の「消費者啓発セミナーボランティア講師派遣事業」の詳細は、同県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/syohi/volunteer/annai.html