行政 : 「市民セクター全国会議2006」開催
11月23日・24日、東京で、NPO法人日本NPOセンターと市民セクター全国会議2006実行委員会が「市民セクター全国会議2006」を開催する。テーマは、「市民セクターの本質を問い、未来を語る -民間・変革・連帯のありようとは-」。メイン会場は東京都千代田区の東京商工会議所。
11月23日・24日に開催される「市民セクター全国会議」は、2002年から隔年で開催され、今年で3回目。
「市民セクター全国会議」は、市民セクター全体の基盤強化に向けた議論を、より専門的かつ実践的に深めることを目的に開催するもので、参加対象を民間非営利組織に勤務している人や理事や運営委員、ボランティア、市民セクターに強い関心のある専門家および行政、企業の人としている。
3回目となる今回のテーマは、「市民セクターの本質を問い、未来を語る -民間・変革・連帯のありようとは-」。
実行委員会によれば、NPO法人の数が2万8千を超え、その活動が社会に根付いてきた今、あらためて、市民セクターを担う者自身が、未来の市民社会のあり様、それを目指してどのように行動していけばいいのかを考える場としたいとのこと。
1日目の基調講演は、「老人力」、「優柔不断術」、「路上観察会」など新しいことばを世に送り出してきた、作家の赤瀬川原平氏を講師に迎える。タイトルは、「市民が大切にしている価値とは~アバンギャルドにノイズを発信し続ける~」。
また、初日には、キーコンセプトセッションも予定されており、「市民セクター全国会議2006」の趣旨と背景を明らかにし、市民セクターの特質や強みを軸に「民間」「変革」「連帯」をキーワードに概念を整理し、24日の具体的な議論に向けて発題するとのこと。
2日目には、下記の3つの分科会と4つの協賛プログラムが用意されている。
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分科会1[民間]
「民」だからできること、「民」にしかできないこと
-市民セクターの民間性・市民性をあぶりだす- -
分科会2[変革]
市民セクターにとって社会を変えていく力とは
-変革の意義・その醍醐味とは- -
分科会3[連帯]
これから必要な「連帯」とはどのようなものか
-ゆるやかなネットワークから連帯へ- -
協賛プログラムA
[企画運営:全国NPOバンク連絡会]
NPOバンクの社会的意義と可能性
-全国にNPOバンクを広げよう- -
協賛プログラムB
[企画運営:NPO支援財団研究会]
助成によって何が生まれたか
-3つの事例を検証する- -
協賛プログラムC
[企画運営:特定非営利活動法人イーパーツ]
市民セクターがメディアを持つ時
-市民メディアの現状と展望- -
協賛プログラムD
[企画運営:財団法人公益法人協会]
公益法人制度改革の影響と課題
-いま、市民セクターに求められていることとは?-
そのうち、「協賛プログラムB:助成によって何が生まれたか-3つの事例を検証する-」は、財団の助成を受けた経験をもつ3つのNPOが事例報告を行い、関係した財団側からもコメントをもらうなどしながら、助成活動のあり方やNPOにとっての助成金の効果的な活用法について検証する。当日、シーズの松原は総括コメンテーターとして登壇する。
会場は、東京都千代田区にある、東京商工会議所(メイン会場)、三菱ビルM+(エムプラス)、新東京カンファレンススクエア。
参加費は両日参加が、15,000円(日本NPOセンター正会員10,000円)。1日参加は、8,000円
定員は500人。
参加申込締切は11月6日だが、それ以前に定員になった場合は受付を終了するとのこと。
プログラムの詳細および参加申し込みは、下記の日本NPOセンターホームページを参照のこと。
http://www.jnpoc.ne.jp/
問い合わせは下記まで。
NPO法人日本NPOセンター
〒100-0004東京都千代田区大手町2-2-1新大手町245
TEL:03-3510-0855/FAX:03-3510-0856
E-mail:shiminsector@jnpoc.ne.jp