行政 : 警察庁調査結果、防犯ボラ活動が増加
10月19日、警察庁は、自主防犯活動を行うボランティア団体の活動状況などについて、都道府県警察を通じ調査した結果を発表。今年6月30日現在における、全国の防犯ボランティアの数は2万6051団体に上り、1年前の約1.9倍。また、青色回転灯を装備した自主防犯パトロール車は7千211台で、1年前の約4.9倍。地域住民による自主防犯活動の盛り上がりが明らかになった。
10月19日に警察庁生活安全企画課が発表した「自主防犯活動を行う地域住民・ボランティア団体の活動状況について」によれば、今年6月30日現在、自主防犯活動を行う防犯ボランティア団体の数は26,051団体で、1年前の1.9倍。調査を開始した平成15年12月末(3,056団体)と比べて、2年半で8.5倍に増加している。
団体を構成する構成員別では、最も多かったのが、「町内会・自治会による団体」(3,708団体、52.6%)。続いて、「その他の住民による団体」(4,564団体、17.5%)、「子どもの保護者による団体」(3,924団体、15.1%)等となっている。
構成員数は、1,648,188人で、半年前(1,194,011人)に比べて、約1.4倍と増加。
主な活動内容は、「徒歩による防犯パトロール」(21,152団体、81.2%)が最も多く、次が、「通学路における子どもの保護・誘導」(18,811団体、72.2%)。
また、10月19日には、「自動車に青色回転灯を装備した自主防犯パトロールの実施状況」も公表された。
それによると、今年6月末現在、青色回転灯を装備した自主防犯パトロール活動を行っているのは、2,360団体で、1年前の3.9倍。
青色回転灯を装備した自主防犯パトロール車は7,211台で、1年前の約4.9倍。
青色回転灯を装備した自動車のパトロール実施者は52,266人で、1年前の5.7倍となっている。
青色回転灯の装備が認められた平成16年12月から、わずか1年半で、「青色灯パトカー」による防犯活動が急増していることが明らかになった。
「自主防犯ボランティア団体の結成状況(18.6.30現在)」、および「青色回転灯装備車の運用状況(18.6.30現在)」は、下記の警察庁「自主防犯ボランティア活動支援サイト」に掲載されている。
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki55/