行政 : 東京都、若者就業支援プロジェクト
東京都では、現在、4つのNPO法人が企画・提案した「東京都若者就業支援プロジェクト」が実施されている。就業が困難な若者本人を支援する事業に加えて、その親たちを支援する事業も行われ、NPO法人「育て上げ」ネットによる「親から始めるわが子の自立支援 親ゼミナール」が、11月18日と25日に開催される。
若者を取り巻く雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、雇用から離れ、教育も職業訓練も受けていない若者、いわゆる「ニート」(NEET=「Not in Employment,Education or Training」の頭文字をとった新語)が社会問題化している。
こうした状況の中、東京都は、今年5月に、都内に活動拠点を有するNPO法人から、企画、立案、実施に34歳以下の若者の2名以上が参画することを応募条件に盛り込み、「~若者による若者のためのプロジェクト~東京都若者就業支援プロジェクト企画提案」を募集した。
7月には、下記の4つのNPO法人の提案事業が選ばれ、現在、各事業が実施されている。
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NPO法人NICE日本国際ワークキャンプセンター
「TOKYO発『ジョブパスポートでGO!』事業」
農業体験などとワークショップを組み合わせた1泊2日の合宿型ボランティア体験「ワークキャンプ」を実施。 -
NPO法人文化学習協同ネットワーク
「仕事体験プログラム開発プロジェクト」
生き方・働き方に迷う若者たちのための仕事体験プログラム開発プロジェクト。フリーペーパーの編集・発行、イベントの企画・宣伝・運営を経験。 -
NPO法人青少年自立援助センター
「おなかま わーくじゃむ 2006」
仕事を考える前に、ウォーミングアップのための苦手意識が軽くなる手軽な体験をプログラミング。 -
NPO法人「育て上げ」ネット
「わが子就労のための保護者相談事業」
保護者のための相談・セミナー事業を実施。11月18日と25日には、「親から始めるわが子の自立支援 親ゼミナール」が開催される。
東京都では、「各事業ともに、若者の感覚や目線に沿った内容で、職業の選択などに悩む若者に役立つにものとなっているので、就業できない若者、彼らの親たちにぜひとも参加してもらいたい。」と呼びかけている。
「東京都若者就業支援プロジェクト事業」の詳細は、東京都サイト内、下記を参照のこと。
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/