行政 : 京都府、NPO法人と人事交流
2月13日、京都府の山田啓二知事は、2月定例府議会において、NPOとの協働に関する質問に対する答弁のなかで、来年度、府がNPO法人と職員1人ずつを互いに出向させる人事交流を行うことを明らかにした。都道府県とNPO法人が相互に人事交流を行うのは全国で初めての試み。
2月13日の京都府議会における山田啓二知事の答弁によると、京都府が人事交流を予定しているのは、府内でNPO支援を行っている、NPO法人きょうとNPOセンター。府の職員1名を来年度1年間の予定で同センターに派遣し、その間、同センターの職員1名を府で受け入れる。
これまでも、府は企業などに職員を1年間出向させる「民間派遣研修」を行ってきているが、NPO法人を派遣先として人事交流するのは初めて。このような人事交流は、全国でも初めての試みとのこと。
京都府は、来年度、「NPOパートナーシップセンター」を開設するが、知事によれば、府が受け入れるNPO職員には、このセンターの運営に携わってもらい、利用者の立場に立ったセンター業務につなげたいとのこと。
知事は、答弁で、「NPOとの協働の推進に向けて、府は職員の意識改革、組織改革、事業改革に取り組んできた。この人事交流もその一環。」と述べている。