行政 : 横浜市、落語で「協働(コラボ)」
横浜市は、2月24日、25日に、身近な地域の課題について、市民と行政が共に考え、協働によるまちづくりを進める「コラボレーションフォーラム横浜2006」を開催する。初日のオープニングでは、落語家の春風亭柳之助氏が、「落語:江戸時代にもあった?協働(コラボ)」で、日本社会を支えてきた協働の精神の歴史を語る。
横浜では、平成15年度から「コラボレーションフォーラム」を開催。市民と行政がともに協働に対する議論を重ね、理解を深める場としてきた。
平成18年度、横浜市は、市内の各地域で協働による取組が活発化する中、地域における協働の取り組みを市民で共有するため、昨年9月から市内13ヶ所で地域フォーラムを開催している。2月24日、25日に開催される「コラボレーションフォーラム横浜2006」では、この地域フォーラムで上った課題なども取り上げ、議論を深める。
24日のオープニングでは、まちづくり・まちおこしに関心をもっている落語家の春風亭柳之助氏が「落語:江戸時代にもあった? 協働(コラボ)」を演じる。市では、「協働」という固いイメージのテーマを落語によって語ってもらうことで、実は日本では昔から社会に根ざし、暮らしを支える身近な仕組みとして存在してきたことを理解してもらえればと考え、春風亭柳之助氏を起用したとのこと。
初日は、このオープニングに続いて、パネルディスカッション(市民・区長セッション)として、「協働で築く住み良い地域社会~つながる市民、つなげる行政~」が予定されている。パネリストは、下記の4名。
- 中野隆氏(鴨居おやじの会会長)
- 藤川信子氏(市沢・仏向の谷戸に親しむ会代表)
- 米田佐知子氏(NPO法人神奈川子ども未来ファンド事務局長)
- 安武啓輝氏(横浜市港南区区長)
コーディネーターは、笹井 宏益(国立教育政策研究所生涯学習政策研究部総括研究官)が務める。
25日には、以下の4つの分科会が予定されている。
- 第1分科会:
参加者から地域の担い手へ!活動のきっかけを次につなぐ - 第2分科会:
自治会・町内会と市民活動団体がつながる - 第3分科会:
分野を越えて地域課題に取り組むには - 第4分科会:
協働事業はどのような状況にあるのか
また、25日には、「交流会」も予定されている。
両日ともに入場は無料。ただし、交流会への参加は有料(2500円)。
参加申し込みは2月20日(火)まで。
フォーラムの詳細、申し込みは、横浜市サイト内、下記を参照のこと。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/tishin/forum2006/