行政 : 埼玉県、法人数を今後2年で1.5倍に
3月15日、埼玉県は、県民の信頼確保、団塊世代など多くの県民の参加促進、行政や企業との連携などのNPOの課題に対応するため、平成21年度を目標にした埼玉県NPO活動促進基本方針を策定し公開した。この基本方針では、具体的な数値目標として、平成21年度までに、埼玉県所轄のNPO法人数を現在の1052法人(1月末現在)から1600法人にまで増やしたいとしている。
埼玉県NPO活動推進課によれば、同県が策定した「NPO活動促進基本方針」の特徴は、7つの数値目標を設定したことと、3つの最重点項目を示したこと。
設定された7つの数値目標(平成21年度)は以下の通り。
- NPO法人数
1600法人(1月末:1052法人) - NPO出前講座受講者数
1500人(17年度:947人) - 彩の国市民活動サポートセンター相談件数
800件(17年度:452件) - 埼玉県情報ステーションのアクセス数
15万件(17年度:5万4597件) - 市町村の市民活動サポートセンター数
15センター(18年度:9センター) - NPOと県の協働事業数
200事業(17年度:135事業) - 企業や大学等のNPO講座開催数
20回(17年度:0回)
また、3つの最重点項目は以下の通り。
- 情報提供や相談体制の強化
最重点項目:県民への活動情報提供、普及・啓発 - NPO活動の支援
最重点項目:団塊の世代のNPO活動への参加支援 - NPOと行政の協働の推進
最重点項目:協働ルールの確立と協働の推進
この方針策定に当たって、県は県民の意見を反映するために、「基本方針案」に対して、平成18年12月22日から平成19年1月22日まで意見募集を行い、53件の意見が寄せられた。寄せられた意見のうちの18件については、意見を反映して「案」を修正したとのこと。
「埼玉県NPO活動促進基本方針」は同県サイト内から入手できる。