行政 : 千葉県、「人権出前講座」
千葉県は、人権啓発や人権教育の一層の推進を図るため、県内各地域で開催されるNPOなどによる研修会や講習会等への講師派遣事業、「ちば人権出前講座」を新たに実施する。6月1日から派遣先の募集を開始した。
「ちば人権出前講座」事業の目的は、地域・企業・NPO等が主催する人権をテーマとした研修会・講習会等に講師を派遣することにより、人権を尊重する意識を高める学習機会を提供すること。
派遣の対象となる研修会の主催者の条件は、地域、企業、NPO、その他の民間団体など。ただし、国及び地方公共団体が主催するものは除く。
研修会等の条件は下記。
・千葉県内で開催されること
・主として千葉県内の居住者又は通勤者を対象とすること
・受講者数が概ね30人以上であること
・講演時間が概ね45分を超え120分以内であること
・政治活動、宗教活動及び営利活動を目的としないものであること
講演する内容は、平成16年2月に策定された「千葉県人権施策指針」にもとづく以下の16分野。
1.女性、2.子ども、3.高齢者、4.障害のある人、5.被差別部落出身者、6.外国人、7.ハンセン病元患者等、8.HIV感染者等、9.性同一性障害のある人、10.同性愛者、11.ホームレス、12.中国残留孤児、13.犯罪被害者とその家族、14.被拘禁者、15.刑を終えて出所した人、16.様々な人権問題。
県は、主催者からの依頼により、研修会等の開催場所や内容に応じて、千葉県人権施策推進委員会委員、大学教授、人権擁護委員、千葉地方法務局または県の人権施策担当職員などから講師を選定して、無償で派遣する。
研修会開催に際して、派遣費用は一切必要ないが、その他の経費(会場使用料、資料印刷代等)については主催者が負担する。
「ちば人権出前講座」の詳細は、千葉県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_kenfuku/jinken/demaekouza.html