その他 : 東京で、エコツーリズムフォーラム開催
今年6月のエコツーリズム推進法の成立を受けて、9月16日に、東京ビッグサイトで、エコツアーに興味のある人、エコツーリズムに関心のある自治体や個人、旅行業事業者等を対象に、「エコツーリズムフォーラム」が開催される。
今年6月20日の参議院本会議において、議員立法によりエコツーリズム推進法が成立、同月27日に公布された。
この法律は、地域の自然環境の保全に配慮しつつ、地域の創意工夫を生かしたエコツーリズムを通じて、自然環境の保全、観光振興、地域振興、環境教育の推進を図るもの。平成20年4月から施行される。
この法律における「エコツーリズム」とは、観光旅行者が、自然観光資源について知識を有する者から案内、または助言を受け、自然観光資源の保護に配慮しつつ自然観光資源と触れ合い、これに関する知識及び理解を深めるための活動をいう。
このエコツーリズム推進法では、エコツーリズムを推進しようとする地域で、市町村が中心となって観光業者や土地所有者、NPO法人などと協議会を設置。ツアーの実施方法や自然保護策などについて全体構想をして国に認定申請する。認定を受けると、既に自然公園法などで保護されている対象以外でも、特に保護が必要と位置付けられた動植物やその生息地、民俗的価値がある景観などの自然観光資源について環境破壊が懸念される場合、立ち入りを制限できると規定。また、ごみ投棄や悪臭、騒音などの不快・迷惑行為に対する罰則(30万円以下の罰金)も盛り込まれている。
エコツーリズム推進法の施行を前に、9月16日、東京ビッグサイト(江東区有明)で、エコツアーに興味のある人、エコツーリズムに関心のある自治体や個人、旅行業事業者等を対象に、「エコツーリズムフォーラム」が開催される。
主催するのは、環境省と社団法人日本旅行業協会。協力は、NPO法人日本エコツーリズム協会。
このフォーラムのテーマは、「自然と暮らしの文化を守る=エコツーリズムが目指すものと新しい旅の楽しみ方」。
フォーラムでは、エコツーリズム推進法の内容、及びガイドに伴われて自然を体感する旅の魅力が紹介され、地域の自然環境や生活文化の保全のあり方などについて議論が交わされる。
定員は500名。9月12日までに事前申し込みが必要。フォーラム参加費用は無料。
申込方法やフォーラムの詳細は、環境省サイト内、下記を参照のこと。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8637