地域 : 「ピンクリボンタクシー」で乳がん撲滅
10月の乳がん月間(乳がん早期発見強化月間)を前に、9月13日、乳がん撲滅運動を推進するNPO法人「ピンクリボンかごしま」は、鹿児島市内を走る約2000台の法人タクシーすべてに、乳がん撲滅運動のシンボルであるピンク色のリボンのステッカーを配布。車体に張ってもらって乳がんの早期発見・治療を促す。
「ピンクリボン」は、乳がんの早期発見・早期治療への思いを込めた世界共通の乳がん撲滅のシンボルマーク。この運動は女性の8人に1人が乳がんを患うといわれているアメリカで80年代から始まり、日本でも2000年ごろから乳がんの早期発見・早期治療を促すシンボルマークとして広まってきている。
鹿児島県内で乳がん撲滅運動を推進するNPO法人「ピンクリボンかごしま」は、10月の乳がん月間(乳がん早期発見強化月間)を前に、9月13日、鹿児島市内を走る約2000台の法人タクシーすべてに、乳がん撲滅運動のシンボルであるピンク色のリボンのステッカーを配布した。タクシーの車体に張ってもらって乳がんの早期発見・治療を促す。
また、乗客がピンクリボンへの関心を抱いた折に検診の重要性などを話してもらえるように、ピンクリボン活動の趣旨をまとめたカードもドライバーに配布。さらに、女性ドライバーには、女性客に渡してもらえるようにと、ピンク色のリボンでつくったバッチも配布した。
10月21日には、鹿児島市中央公園で「ピンクリボン・ウォーク2007」も開催される。参加者は、ピンクのリボンを胸につけて、2キロか5キロの散歩コースを歩いて、ピンクリボンのメッセージを伝える。
「ピンクリボンかごしま」によれば、離島を数多く含む鹿児島県は、マンモグラフィー検診車を全国に先駆けて導入するなど、積極的に検診への体制を進めてきているものの、検診率は低く、乳がんへの意識がまだまだ定着していないのが現実だとのこと。日本での乳がん罹患率と死亡率が増えている近年、この病気で悲しむ人を一人でも少なくするため、鹿児島県民に乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えていきたいとしている。
「ピンクリボンかごしま」のホームページは下記。
http://www.pinkribbon-k.jp/