NPO法人で寄付金を受けた場合、どのような事務処理が必要ですか。
通常の経理処理、領収書の発行などは最低限必要と思います。なお、税制上の優遇措置を受けるために認定NPO法人の申請を検討しているなら、住所、氏名、団体との関係(役員かどうか、社員かどうか)、同一親族グループの年間寄付額合計などを調べやすくしておいた方がいいと思います。寄付者の人数が多い場合、台帳そのものを募集した寄付の種類、寄付者の属性や金額のランク別にしているような事例もあります。
寄付台帳に記載する事項としては次のような項目が考えられます。
・受入年月日
・金額(および現金、振り込み、小切手などの区別)
・寄付者氏名(および法人、個人の区別、匿名希望の有無)
・寄付者住所(および電話番号その他連絡先)
・紹介者
・領収書の発行の有無
要は自分たちの知りたいことや総会で説明したいことが、あとから調べやすいように整理することです。
(赤塚)