行政 : 滋賀県、NPO法人認証のネット申請を停止
滋賀県は、3月24日に、公式ホームページからインターネットを通じて行政手続きを受け付けている「申請・届出システム」を停止する。停止の理由は、1%以下という利用率の低さ。このシステムの停止に伴い、NPO法人の設立認証申請を含む33の手続きがオンライン申請できなくなる。
滋賀県では、インターネットを通じた、申請・届出が可能な電子申請システムは、平成16年度から本格運用を開始し、電子署名に対応した「申請・届出システム」および簡易な申込みが可能な「しがネット受付サービス」の運用により、県民の利便性の向上と行政手続の効率化を図ってきた。
しかしながら、電子署名に対応した「申請・届出システム」では、電子署名自体の普及が進んでいないこと、住民基本台帳カードの読み取り機が必要であったり、専用プログラムのインストールなど、利用者に複雑な操作を求めていることから、本年度上半期(昨年4月~9月)の利用率は0.76%にとどまっていた。
そこで、滋賀県は、「申請・届出システム」に見直しを行い、現行の電子申請システムが機器の更新を迎えるにあたり、電子署名に対応した「申請・届出システム」を3月24日に停止し、簡易な手続が行える「しがネット受付サービス」のみの運用とすると決定した。
このシステム停止に伴い、NPO法人の設立人初申請を含む33の手続きがオンライン申請できなくなる。
県は、「今後は、簡易で利便性の高い手続の追加を行うとともに、今回停止する手続の制度や処理の流れを見直し、オンライン手続の再開も目指したい。」としている。
「滋賀県電子申請システム」の変更については、滋賀県サイト内、下記を参照のこと。
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/ce00/20080307.html