その他 : 「ここからはじめるNPO会計・税務」
5月10日、(株)ぎょうせいから、「ここからはじめるNPO会計・税務」が出版された。この本は、NPO法に立法時から関わってきた、水口剛、赤塚和俊と、シーズの松原明の3著者が、主にNPO法人関係者を対象に、「NPO会計・税務実務の最低限の知識」についてわかりやすく解説したもの。
1998年のNPO法成立から今年で10年。これまでに3万を超えるNPO法人が誕生し、NPO活動に対する関心も高まっているが、問題を起こすNPOなども散見され、NPO法人に関する情報不足から不信感も広がっている。
会計・税務情報をはじめとする活動情報の公開が求められているなか、NPO法に立法時から関わってきた、水口剛(高崎経済大学教授)、赤塚和俊(公認会計士・税理士)と、シーズの松原明の3著者が、主にNPO法人関係者を対象に、「NPO会計・税務実務の最低限の知識」に関する本を出版した。
発行元は株式会社ぎょうせい。A5判の単行本で、価格は2,100円(税込み)。
この本では、まず第1章で、「なぜNPOに会計が必要なのか」「どのような心がけでいたらよいのか」といった基礎事項を解説。
第2章では、単式簿記方式(簡易型会計)と企業会計方式(標準型会計)の2パターンを示し、団体の規模に応じた会計事務を説明。
第3章では、税法上の収益事業について説明した後、納税義務が生じる税金、寄附税制、特別徴収等について、届出と手続を含めて解説している。
発行元によると、この本は、「会計の専門家でない人が、多忙な業務のあい間に読むことができ、すぐに実務に生かせるもの」だということ。
この本は、一般書店のほか、ぎょうせいのサイト、下記からも購入できる。
http://www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=5106051-00-000