その他 : 印税寄付プログラム「Chabo!」スタート
5月8日、本の著者や出版社が協力して、印税の一部をNPOなどに寄付する活動、「Chabo!(チャボ)」(チャリティ・ブック・プログラム)が発足した。活動に賛同する著者の本にはロゴマークが付けられ、本が売れるごとに著者の印税分(約10%)のうち20%がNPO法人JEN(ジェン)に寄付される。
「Chabo!」は、Charity Book Program( チャリティ・ブック・プログラム )の愛称。経済評論家の勝間和代氏やジャーナリストの竹川美奈子氏らが出版社の協力を得て実現。活動に賛同する著者の本には、愛称に因んだチャボ(鶏)のロゴマークが付けられ、本が売れるごとに著者の印税分(約10%)のうち20%がNPO法人JENに自動的に寄付され、JENを通じて、世界中の難民・被災民の教育支援、自立支援に使われる。
NPO法人ジェン(新宿区)。ジェンは、平和な国際社会作りを目指し、世界各地で紛争や自然災害などにより厳しい状況にある人々へ、「心のケア と自立の支援」をモットーに、きめ細やかな支援活動を行う国際協力NGO。ジェンは旧ユーゴスラビアやイラクなどでインフラ整備の支援をしており、寄付金はその活動費に充てられるとのこと。
「Chabo!」の事務局は、寄付先をJENにしたことについて、「立ち上がりの当初は規模が小さいため、プロジェクトをいっしょに育ててくれる団体が必要。また、著者にとって、用途が明確であり、透明性が高いという条件も必要。その両者の観点において、当プロジェクトの立ち上げへの全面協力をコミットしてくれたこと、これまでの長年の実績があり、かつ、BOOK MAGIC というサービスで書籍を活用した寄付プログラムをすでに立ち上げていたこと、現地事務所をもっていて使途について厳しく監視していることなど、さまざまな要件をクリアしていたため。」と、説明している。また、「当面はJENに寄付するが、将来的にはJENから独立できるだけの規模を目指したい。」とのこと。
「Chabo!」の詳細は、下記を参照のこと。
http://www.jen-npo.org/chabo/