その他 : 今年も「打ち水大作戦」!
NPO法人「日本水フォーラム」が中心となって2003年の夏から始まった「打ち水大作戦」が、今年も7月22日から8月23日まで実施されている。「打ち水大作戦」は、ヒートアイランド現象の緩和と、環境問題に対する意識啓発を目指すもの。国内での「打ち水大作戦」に先立ち、7月21日には、「水と持続可能な開発」をテーマに開催中のサラゴサ国際博覧会(スペイン)会場でも、「サラゴサ打ち水大作戦」が行われた。
NPO法人「日本水フォーラム」は、2003年に日本で開催された「第3回世界水フォーラム」を契機に発足し、2004年4月にNPO法人化され、発展途上国の水不足、先進国の水質汚濁など地球上の水をめぐる諸問題に関する情報の収集や整理、提供、シンポジウムの開催、国内外メディアへの情報発信などを行っている。
NPO法人「日本水フォーラム」は、2003年から、風呂の残り水などをまいて都市部の温度を下げるキャンペーン「打ち水大作戦」を開始。日本の伝統的な打ち水を復活させることで、蒸散作用でヒートアイランド現象を緩和させることと、環境問題に関する意識の啓発を目指している。
2003年には8月25日の1日だけだった「打ち水大作戦」は、2004年は1週間に拡大。2005年からは、さらに期間を約1ヶ月間として実施。以降、世界各地でも打ち水イベントを開催するなど、年々その規模を拡大させている。
今年の打ち水大作戦は、7月22日(大暑)から8月23日(処暑)まで実施される。
今年の開幕イベントは、「巣鴨地蔵通り商店街 ご近所打ち水大作戦」。高岩寺(とげぬき地蔵尊)境内及び巣鴨地蔵通り商店街で、小池百合子氏(元環境大臣)を迎えて、22日正午に打ち水を行った。
また、これに先立つ、7月21日には「水と持続可能な開発」をテーマに開催中のサラゴサ国際博覧会(スペイン)会場でも「打ち水大作戦」が行われた。スペイン来訪中の日本の皇太子も参加し、自らスペインのペドロ・ソルベス副大統領兼経済大臣に打ち水の説明。サラゴサ国際博覧会の入場者が約100名参加したとのこと。
「打ち水大作戦2008」の詳細、各地のイベント予告などは、下記を参照のこと。
http://www.uchimizu.jp/08/index.html