その他 : 生涯学習の成果を人のために活かしたい
7月22日、生涯学習に関する世論調査が内閣府大臣官房政府広報室より発表された。調査結果では、「生涯学習」を通じて身につけた知識・技能や経験を、自分以外のために生かすべきだと思うか聞いたところ、「生かすべき」とする者の割合が84.2%に上った。
7月22日に内閣府が発表した「生涯学習に関する世論調査」の目的は、生涯学習に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とすること。
この調査は、全国15歳以上の者3,000人を対象に調査員による面接聴取で行われた。
有効回収数(率)は 1,837人(61.2%)
調査時期は、平成20年5月22日~6月1日。
この調査では、生涯学習の成果を活かす場面についても質問している。
身につけた知識等を活用する必要性についての設問では、「生涯学習」を通じて身につけた知識・技能や経験を、自分以外のために生かすべきだと思うか聞いたところ、「生かすべき」とする者の割合が84.2%(「生かすべきである」44.5%+「どちらかといえば,生かすべきである」39.7%)、「生かすべきでない」とする者の割合が5.7%(「どちらかといえば,生かすべきではない」3.4%+「生かすべきではない」2.3%)となっている。なお,「わからない」と答えた者の割合が10.1%。
また、今後、「地域や社会における教育」の支援や指導に参加してみたいと思うか聞いたところ、「参加したい」とする者の割合が44.2%(「参加したい」15.3%+「どちらかといえば,参加したい」28.9%)。「参加したくない」とする者の割合が53.2%(「どちらかといえば,参加したくない」26.3%+「参加したくない」26.9%)となっている。
今後、「地域や社会における教育」の支援や指導に「参加したい」、「どちらかといえば,参加したい」と答えた者(812人)に、どのような支援や指導に参加してみたいと思うか聞いたところ、「趣味のための学習活動に関する指導,助言などの活動」を挙げた者の割合が37.1%と最も高かった。以下,「地域での奉仕活動の支援」(27.2%)、「地域の子ども会のレクリエーション活動や自然体験活動など」(27.0%)、「仕事に関係のある学習に関する支援や指導」(22.2%)、「子育て・育児を支援する活動」(21.8%)、「地域での伝統行事やスポーツの指導」(21.3%)、「放課後における学校施設を利用した学習指導やスポーツ・文化活動」(19.8%),「地域ぐるみで学校運営を支援する活動」(17.0%)、「地域の歴史や自然,文化等に関連した展示を説明する活動」(16.6%)などの順となっている。(複数回答,上位9項目)
「生涯学習に関する世論調査」は、内閣府サイト内、下記に掲載されている。
http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-gakushu/index.html