その他 : G8NGOフォーラム、「札幌宣言」採択
「2008G8サミットNGOフォーラム」は、洞爺湖サミットと並行して札幌市内で「市民サミット2008」を開催。7月7日、貧困撲滅に向け主要8カ国(G8)が取るべき行動をまとめた「札幌宣言」を採択して発表した。
G8サミットNGOフォーラムは、昨年1月に結成。今年の7月7日から9日に開催されたG8洞爺湖サミットに向けて、141のNGOが集まり、「環境」、「貧困・開発」、「人権・平和」 の3つのユニットに分かれて活動を展開してきた。
7月6日から8日、NGOフォーラムは、G8洞爺湖サミットにあわせて、「市民サミット2008(オルタナティブ・サミット)」を札幌市にて開催。その中で、貧困開発ユニットは、7月7日に、国際ラウンドテーブル「世界市民の声~貧困をなくすために」を開催し、「札幌宣言」を採択して発表した。
「札幌宣言」では、世界の貧困と格差の歴史を終わらせるために、「G8の首脳に対して、果たされるべき約束の誠実な履行とさらなる指導力の発揮を強く求める。」としている。
そして、具体的には、食糧危機の解消に向けて、バイオ燃料政策・農業補助政策を取り止め、先物投機の規制などを要求。また、国民総所得の0・7%を政府開発援助(ODA)に充てること、ミレニアム開発目標の達成を困難にしている途上国債務をすべて免除すること、などを求めている。
「札幌宣言」は、「2008G8サミットNGOフォーラム」のサイト内、下記に掲載されている。
http://www.g8ngoforum.org/2008/07/2008-2.html