その他 : 公益認定、確信している団体は3割
財団法人公益法人協会は、公益法人の新制度対応の状況を調べるため、6月2日か6月24日にかけて、「公益法人制度に関するアンケート」を実施。7月2日に結果を公表した。公益認定に関して、「申請すれば間違いなく認定される」と答えた団体が約3割。
公益法人協会が、6月2日から6月24日にかけて行ったアンケート調査は、インターネットを使って行われた。
対象となったのは、電子メールアドレスのわかっている、9,680団体。2,079団体から回答を得た。(回収 率21.5%)
このアンケートは、ガイドラインの周知度、志向する法人類型、移行時期等についてたずね、新制度への円滑な移行に向けて参考にするために企画されたもの。
ガイドラインの周知度については、「一応全部見た」が56.4、「一部だけ見た」が27.6%、「出たことは知っていたがまだ見ていない」が12.4%、「出たことを知らなかった」が3.2%。
平成20年度税制改正の内容(新公益法人制度関係)については、「ほぼ全部知っていた」が28.2%、「一部知っていた」が53.6%、「知らなかった」が17.0%、その他が1.1%。
また、新制度に向けての検討状況については、「検討済み。方向はすでに決まっている」が18.9%、「現在検討を行っている最中」が45.6%、「早急に検討を始めたいと思っている」が26.9%、「いつから検討するかとくに考えていない」が6.6%。
組織の将来の方向性については、「公益社団・財団法人へ移行」が69.0%、「一般法人への移行」が6.5%、「いずれかへ移行したいが結論はまだ」が20.7%、他の法人形態への移行等が3.6%。7割の団体が公益認定を申請することを考えていることが明らかになった。
しかしながら、実際に公益認定を申請するとした場合の認定の可能性については、「まず間違いなく認定されると思っている」が32.8%、「自信はあるが、認定委員会(審議会)の判断次第という部分もあり得る」が38.6%、「相当難しいであろうと思っている」が14.4%、「 認定申請は考えていない」が5.2%だった。
このアンケート調査の結果は、公益法人協会サイト内、下記に掲載されている。
http://www.kohokyo.or.jp/cgi-bin/seido0806_cgi/seido0806_3.cgi