その他 : 千葉県、地域資源の循環モデル事業
8月28日、千葉県は、NPOを、県民・企業等地域の多様な主体が「地域資源」(資金、物品、情報)の提供を通じて支援するシステムの実現可能性を検証するためのモデル事業を実施すると発表した。
今年度、千葉県では、「民が民を支える地域資源の循環システム」の構築と運用の実現可能性を検証するため、6月から7月にかけて、NPO、市町村、各種団体を対象に、企画提案方式で循環システムのモデル事業を公募した。
8月28日、県は、有識者等による選考委員会において審査を行った結果、優れた企画を提案した以下の2団体をモデル事業として決定したことを発表した。
1)NPO法人あっぷ地域基金 ほか3団体
システム名:スマイリック千葉
クリック募金を中心としており、地域のNPOが提案するプロジェクトをウェブサイトで紹介し、そのプロジェクトを応援したい企業がスポンサーとなり、ウェブ視聴者のクリック数に応じて企業から協賛広告費が支払われるもの。
2)NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ
システム名:地域資源循環システムちばのWA!(仮称)
ポータルサイト上に「ちばNPO情報館(仮称)」を設け、その情報館に登録したNPOについて、県民・企業等から信頼が得られるような基本情報を発信した上で資金・物品の橋渡しを行うもの。
県では、このモデル事業を通じてできた仕組みを継続的な運用・発展につなげるとともに、この仕組みがモデルとして県内の他の地域にも波及していくことを目指したいとしている。
「民が民を支える地域資源の循環システム」モデル事業については、千葉県NPO情報ネット内、下記を参照のこと。
http://www.chiba-npo.jp/circulation/index.html