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2009年01月30日 00:00

その他 : 2月4日は「世界対がんデー」、国内初の記念イベント開催

 毎年2月4日は国際対がん連合(UICC)が提唱する「世界対がんデー」となっている。この世界対がんデーに合わせ、2月4日、国際対がん連合日本委員会が「子宮頸がんは予防できる」をテーマにしたシンポジウム「子宮頸がん制圧を目指して」を、東京大学にて開催する。世界対がんデーのイベントは、同日世界各地で開催される予定。国内での開催は今回が初めて。

 

 国際対がん連合(UICC)は、がん制圧を目指して世界中にネットワークを持つNGO。1934年に発足し、現在、世界各地の対がん協会、がんセンター、がん研究所、学会、がん基金など320組織が加盟。各国の組織が連携して、がんに関する知識の普及やがん予防の啓発などの運動を行っている。日本では、国際対がん連合(UICC)日本委員会が関連する27組織で構成されている。

 世界的な対がん活動をさらに推進するため、国際対がん連合(UICC)は、2006年から、毎年2月4日を世界対がんデーとして定めている。
毎年、この日に合わせ世界各地の組織が連携して、がんに関する知識の普及やがん予防の啓発などの運動を繰り広げてきた。

 今回、日本での世界対がんデーの本格的なスタートとして、国際対がん連合日本委員会主催で「子宮頸がんは予防できる」をテーマに公開シンポジウムを行う。

同委員会によれば、
子宮頸がんは、女性特有のがんとしては乳がんに次ぎ、第2位の発生率。新規患者は年間7,000人にものぼり、2,400人が死亡しているとのこと。
しかし、現状の低い検診率(約20%)の向上と早期発見・早期治療の徹底、最近開発された有効なワクチンの普及で、劇的に子宮頸がんによる死亡率を減らすことができると訴えている。

 シンポジウムは2月4日13時30分から、東京都文京区の東京大学本郷キャンパス安田講堂にて。定員800人、参加費は無料。
研究者・医師による子宮頸がんの現状や検診方法、ワクチンに関する基調講演と患者支援団体代表らを交えたパネルディスカッションを行う。

国際対がん連合(UICC)日本委員会委員長の北川氏は、
「子宮頸がんは、最近の傾向として、若い女性に増加しているが、これは、子供を生み育てる年齢の女性の罷恵という観点からとらえると、少子化にも関係する大きな社会問題である。今回のシンポジウムで「子宮預がんは予防できる」ということを、広く社会に理解していただきたい。」
と語っている。

詳細・申し込みは、
NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)の下記ページから
http://cancernet.jp/eve090204.html

問い合わせは、シンポジウム運営事務局 NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)まで
〒113-0033東京都文京区本郷3-2-7お茶の水サニーピル5階
電話:03-5840-6072  ファックス:03-5840-6073  メール:info@cancernet.jp

国際対がん連合(UICC)日本委員会については下記サイトを参照。
http://www.jfcr.or.jp/UICC/

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