その他 : 日本ファンドレイジング協会総会、活況の中終了
6月25日、日本ファンドレイジング協会(2009年2月18日設立・以下協会)の総
会が行われた。協会は、日本における寄付分野の革新を目的として設立された組
織。この日が初めての総会ということもあり、40名を超える理事・運営委員・賛
同委員が集まった。
冒頭に、堀田力代表理事(さわやか福祉財団理事長)より開会の辞が述べられ
た。堀田氏は、日本のファンドレイザー(寄付開拓者)たちが集う場として、日
本ファンドレイジング協会がますます発展していくことに強い期待を表明した。
(総会の模様 堀田力代表理事の挨拶 6/25)
続いて、林泰義理事(シーズ・市民活動を支える制度をつくる会代表理事)、
鵜尾雅隆常務理事(ファンドレックス代表取締役)がそれぞれ議長と議案報告者
として登壇した。審議に諮られた議案は下記の通り。
(議案書のダウンロードはこちらから: http://blog.canpan.info/jfra/archive/75 )
・ 第1号議案 2008年度事業・活動報告
・ 第2号議案 2008年度収支決算報告・監査報告
・ 第3号議案 2009年度事業・活動計画
・ 第4号議案 2009年度予算計画
・ 第5号議案 その他
第1号議案から3号議案に対して質問はなく、第4号議案では、人件費に関する
質問と運営支出の金額に関しての質問がなされた。第5号議案では、ファンドレ
イズの重要なポイントとなる「感謝を伝える」行為の実践として、協会設立にあ
たり助成を実施している日本財団と、活動の母体となったNPO法人シーズ・市民
活動を支える制度をつくる会への謝意が述べられた。
(総会の模様 6/25)
すべての議案の審議が終了した後、参加者全員での記念撮影が行われた。ま
た、その後は寄付文化の革新に向けたワークショップが実施された。ここでは司
会に早瀬昇理事(大阪ボランティア協会常務理事・事務局長)が司会進行を務め
た。冒頭に協会が作成した「2020Vision」が放映され、鵜尾常務理事より、日本
における寄付文化のますますの隆盛を目指すことが述べられた。続いて、「2020
年に実現していて欲しい社会」につき、参加者が6グループに分かれてのセッ
ションが行われた。
(総会の模様 参加者全員での記念撮影 6/25)
各グループが意見を集約しそれぞれ発表を行った後、鵜尾常務理事より、本日
開陳された意見を日本ファンドレイジング協会の事業計画の中に反映したいとの
決意が表明された。
(総会の模様 6/25)
大盛況の中ワークショップが終了し、白土謙二理事(電通コミュニケーションデ
ザインセンター局長)より、閉会の挨拶が行われた。同氏の「課題解決者が最も
クリエイティブである」という言葉に会場は沸き立ち、大盛況の中一本締めで会
合が締めくくられた。
日本ファンドレイジング協会オフィシャルブログは下記。以前のサイトから移転し、リニューアルしている。公式サイトも近日中にオープンする予定。
http://blog.canpan.info/jfra/