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その他ニュース

2009年11月13日 20:00

その他 : 2010年を“プロボノ”元年に、フォーラム開催

NPO法人サービスグラント(東京都 代表理事:嵯峨生馬)は、国際ボランティアデーの12月5日に「プロボノフォーラム HELLO,PROBONO~2010年は“プロボノ”元年~」を東京・原宿にて開催する。現在、参加者を募集中。

プロボノ(Pro bono)とは、正式には「Pro bono publico」と言い、ラテン語で「公共の利益(公共善)のために」を意味する。アメリカでPro bono publicoがPro bonoと略された影響で、日本においてもプロボノ(Pro bono)と言われるようになった。

元々は弁護士が公共のために無償・低価で行う弁護活動を指していたが、現代では弁護士に限らず使われる。会計・税務やコンサルティング、IT・Web制作、クリエイターなど各種専門職の人々が、自身の専門性を活かして、無償・低価で公共性の高い活動にボランティアで関わることを指す場合が多い。

日本においても、難民支援活動や国際協力活動などを行うNPO/NGOを皮切りに、プロボノ事例が増えてきている。

より広い意味で、自らのスキルを活かしたボランティア活動をプロボノと呼ぶことも多くなっているようだ。

参考ニュース 「CARE、戦略的社会貢献による協働を紹介」 (2009/05/18)
/2009/05/その他-care、戦略的社会貢献による協働を紹介/

特定非営利活動法人(NPO法人)サービスグラントは、2004年の訪米で、タップルート・ファウンデーション(Taproot Foundation)の活動を知った嵯峨生馬氏(現NPO法人サービスグラント代表理事)が2005年に立ち上げた任意団体「サービスグラントTokyo」が前身。今年、2009年5月にNPO法人格を取得した。

2005年の活動開始以来、「サービスグラント」という一種のプロボノの形で、様々な分野で活躍するNPOのWebサイトやパンフレットなどを制作。ボランティアの登録メンバーも年々増加し、活動の輪が広がっている。

参考ニュース 「サービスグラント、仕事のスキルで社会貢献」 (2009/05/20)
/2009/05/その他-サービスグラント、仕事のスキルで社会/

参考特集 「NPOの信頼性 訪米調査の事例から(10) 」 (2007/01/19)
※700名以上のボランティアの弁護士がNPOにプロボノで法律サービスを提供しているロイヤーズ・アライアンス・フォー・ニューヨーク(Lawyers Alliance for New York)の訪問調査報告。
/2007/08/訪米調査の事例から(10)/

12月5日の「プロボノフォーラム HELLO,PROBONO~2010年は“プロボノ”元年~」では、社会貢献や市民参加の新しい形として、プロボノを提案。日本でのプロボノ実践事例なども紹介される。知花くららさんや吉岡マコさんら多彩なゲストを招き、開催。参加費については寄付制となっており、参加者は任意に寄付をするスタイルだ。

NPO法人サービスグラント代表理事の嵯峨生馬氏は「スキルを活かしたボランティアであるプロボノは、オフィスワーカーが自分の得意分野を活かしてNPOに関わる有力な方法。」と紹介。

「これまでNPOやボランティアに関心を持ちながら具体的に関わったことがなかった人にも、プロボノという考え方があることをぜひ知ってほしいし、そうしたボランティアの活用に関心を持つNPOの人にも参加してほしい」と参加を呼びかけている。

プロボノフォーラムの概要は下記の通り、参加は事前申込制。現在、参加者を募集中。
詳細はNPO法人サービスグラントのサイト内、特設ページを参照。
http://svgt.jp/probono/

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プロボノフォーラム HELLO,PROBONO~2010年は“プロボノ”元年~

環境や社会に「いいこと」に向けて関心を持ち始めたいまの日本社会。
NPOや社会起業家に対する注目そして期待は、着実に高まりを見せています。
そうした中、より多くの人が、より効果的なかたちで社会に関わる新提案、それが「プロボノ」です。

「プロボノ」とは、あなたのスキルや経験を生かしながら参加する社会貢献の新しい考え方。
社会的な課題を対象にしながら付加価値の高いアウトプットを生み出し、一方的な支援に終わることなく自己研鑽やネットワーキングへとつながることなど、「プロボノ」には社会貢献に対するこれまでの認識を塗り変えるさまざまなエッセンスがあります。

仕事をしながら、生活しながら、時間をじょうずに見つけて社会のために役立つことへと関わっていく。そんなアクティブなワークライフスタイルを「プロボノ」は提案します。

■日時・場所:2009年 12月 5日(土)14:00~17:00
ラフォーレミュージアム原宿にて開催
http://www.laforet.ne.jp/access/index.html
・JR山手線原宿駅表参道口より徒歩5分
・東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅 5番出口より徒歩1分

●総合司会
生駒 芳子さん ファッションジャーナリスト

●ゲスト
知花 くららさん モデル・リポーター
小黒 一三さん ソトコト編集長
兼元 謙任さん 株式会社オウケイウェイブ 代表取締役社長
吉岡マコさん NPO法人マドレボニータ 代表理事
岡本佳美さん NPO法人フローレンス 理事
嵯峨 生馬 NPO法人サービスグラント 代表理事

■プログラム  13:30開場/14:00開演
●セッション1/プロボノを知ろう
セッション1では、米国におけるプロボノの最新情報をサンフランシスコレポートなどを交えてご報告します。また、「プロボノ」という言葉の定義にはじまり、プロボノがNPO・社会貢献セクターをはじめ、一般の社会人、そして、企業などに与える効果などについて、わかりやすく解説します。
また、日本におけるプロボノの事例などについても触れながら、日本の現状についても整理していきます。

●セッション2/いま求められているものは何か?
このセッションは、NPO・社会貢献セクターの視点に立った議論を展開します。
社会的な課題解決に取り組むNPOにとって、ボランティアとはどのような存在か、その中でも、スキル・ボランティアであるプロボノが持つ意味とはどのようなものか、NPOからのゲストを招いてディスカッションしていきます。

●セッション3/時間を使って成果を生み出す
ここでは、実際にプロボノとしてNPOに参加した経験を持つ一般の社会人を交えて、プロボノに参加した経験とその感想などを含めたトークセッションとなります。
プロボノが社会に対してどんな成果を生み出し、同時に、そこに参加する社会人にとって、どんな気付きや学びの場となるのか。等身大の言葉で語っていただきます。

●セッション4/知恵を使って人を助ける
プロボノを実践する手法にはさまざまな方法が考えられます。その一つとして、オンライン上で専門的な知識や情報を発信することも、広くとらえればプロボノといえます。日本最大のQ&AコミュニティであるOKWaveに集まる2000万件のQ&Aには、医師、教育者、弁護士なども参加し、自らの専門知識を必要とする人に届けています。
このセッションでは、こうした事例をはじめ、さまざまなプロボノの手法や可能性について紹介していきます。

●セッション5/プロボノから見えてくる、2010年的ワークライフスタイル
最終セッションでは、来るべき2010年を展望し、プロボノというアクティブでポジティブな社会参加の方法が、人々の働き方をどのように変えていき、そのことが社会にどのようなメリットやインパクトをもたらすのかについてディスカッションしていきます。
なお、このセッションでは、来場者のみなさまも交えた参加型のスタイルについても検討しています。活発なご意見をいただきながら進めていければと思います。

■参加申込・参加費用
プロボノフォーラムは、「要事前予約・寄付制」とさせていただいております。
ご参加には、参加申込フォームからの事前予約が必要です。

また、参加費用は無料ですが、ご参加いただいたみなさまに寄付(ドネーション)をお願いしています。
日ごろ、価格の決められた商品を買うという行為に慣れている私たちですが、イベントへの評価やプロボノという考え方への将来期待をお金に込めていただく、積極的な寄付というスタイルを、このイベントを通じてぜひ実践してみていただければ幸いです。

なお、ご寄付いただいたみなさまには、気持ちばかりのものではございますが、記念品をご用意させていただいております。

【お問い合わせ】
NPO法人 サービスグラント プロボノフォーラム担当
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-6-3-502
TEL 03-6419-4021 FAX 03-6419-3885
E-Mail probono1205[at]svgt.jp
※ メール送信の際は、[at]の部分を@に置き換えて送信願います。
http://svgt.jp/
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NPO法人サービスグラントのホームページは下記。サービスグラントの仕組みやこれまでの実績が分かりやすく紹介され、オンラインでのボランティア登録も可能。
http://svgt.jp/

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