Step.3 ニーズの把握
Step.3 ニーズの把握
寄付者にもニーズがあるということを考えたことがありますか?
普通に考えると、活動資金を欲しているNGOにニーズがあり、寄付者がそのニーズを満たすという関係に思われます。
しかし、実は寄付者にも「認知してほしい」「参加させてほしい」といったニーズがあります。 こうした寄付者のニーズを知り、それを満たすような寄付計画をたてなくてはなりません。
●ニーズ
寄付する人の動機を考えてみましょう。「応援したい」から寄付をするのはもちろんですが、寄付する人の動機はそれだけではありません。
寄付者にも、ニーズがあります。単純に考えると、活動資金を欲しているNGOにニーズがあり、寄付者がそのニーズを満たすという図式で終始してしまいます。
しかし、実は寄付者にも「認知してほしい」「参加させてほしい」というニーズがあります。別の言い方をすると、寄付者は寄付しただけの「対価」や「満足」がほしいのです。
ファンドレイジングにおいて重要なことは、常に寄付者の視点から「対価」について考えることです。寄付者に対して、どんな「対価」を提供できるのか。これを考えることが、NPOのファンドレイジングには欠かせません。「寄付者は、寄付に際して何かを望んでいる」と考えることが大切です。
ファンドレイジングにおける「対価」とは、寄付者の内面に対する対価であって、非物質的・非金銭的なものです。