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その他ニュース

2010年01月13日 22:00

その他 : エコプロダクツ2009、NPO/NGOブース盛況

 12月10日~12日、日本最大級の環境見本市となる「エコプロダクツ2009」が東京・有明の東京ビッグサイトにて開催された。3日間で延べ18万人が来場。企業や学術機関などと共に、100以上のNPO/NGOもブースを出展。NPO/NGOブースにも多くの市民が訪れ、様々なプログラムに参加するなど盛況だった。

 

 エコプロダクツは、1999年から開催され、今回で11回目を迎える日本最大級の環境展示会。社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社が主催し、省庁や経済団体が後援、教育界も協力する体制で開催。721の企業・団体、NGO・NPO、行政・自治体、大学・研究機関が出展した。ここ数年、開催規模は拡大、参加者数は年々増加し、今年は3日間で過去最高の約18万人が参加した。

2007年の「ダイエット!CO2」、2008年の「もうできる!CO2-(マイナス)50%のエコライフ」と続いてきた中で、今年のテーマは「問い直せ、日本の力~ソーシャルパワー元年~」。

主催の産業環境管理協会と日本経済新聞社は、このテーマについて「環境製品を当たり前のように使う時代―それは企業だけの力や高い技術だけでは不可能です。行政、自治体、NPO、学生、そして市民。そうしたすべての力、すなわち社会の力を結集することが必要です。」と述べ、企業だけの取り組みだけでなく、NPOや市民の力を重視。

「エコプロダクツ展で、このすべての力=ソーシャルパワーを結集し、エコプロダクツを当たり前のように使う時代に、そして環境に明るい未来をつくりましょう。」と呼びかけていた。

会場となった東京・有明の東京ビッグサイトでは、各企業・団体などによるブース出展に加え、シンポジウムやセミナー、会場ツアー、様々な企画が開催。


(NPO・NGOコーナーの様子 12/12)

NPO/NGOも環境系の団体を中心に、国際協力に取り組む団体など100以上がブースを出展し、「NPO・NGOコーナー」が設けられた。ブースでの展示・販売の他にも、「環境コミュニケーションステージ」や「ネットワークステージ」での発表などが活発に行われ、多くの市民や子どもたちが参加していた。

ブースでは、企業の派手な展示とは一味違う形で、それぞれの団体が工夫を凝らした展示を行っており、クイズやスタンプラリーといった定番をはじめ、署名集めや募金集め、グリーン電力やカーボンオフセットなど具体的なプログラムへの参加など多彩な活動が満載だった。
環境のイベントらしく、写真やイラストを多用した展示で、印象深いものが多かった。

【NPO・NGOコーナー 各ブースの様子(順不同)】
●NPO法人生態工房( http://www.eco-works.gr.jp/ )

●NPO法人アジア植林友好協会( http://www.agfn.org/ )

●NPO法人ラムサール・ネットワーク日本( http://www.ramnet-j.org/ )

●NPO法人バードライフ・アジア( http://www.birdlife-asia.org/ )

●NPO法人アースウォッチ・ジャパン( http://www.earthwatch.jp/ )

●財団法人WWFジャパン( http://www.wwf.or.jp/ )

●NPO法人NPO birth( http://www.npo-birth.org/ )

●NPO法人野生生物保全論研究会(JWCS)( http://www.jwcs.org/ )

●NPO法人日本エコツーリズムセンター( http://www.ecotourism-center.jp/ )

●財団法人キープ協会( http://www.keep.or.jp/ja/ )

(実物を利用し森林を再現、生き物を探す展示 12/12)

●NPO法人自然体験学校( http://www.shizentaiken.com/ )

●社団法人日本環境教育フォーラム( http://www.jeef.or.jp/ )

●NPO法人アニマルライツセンター( http://www.arcj.info/ )

●認定NPO法人日本ブルキナファソ友好協会( http://www.jbfa.org/ )

●NPO法人グローバル・スポーツ・アライアンス(GSA)( http://www.gsa.or.jp/ )

●NPO法人日本ウミガメ協議会( http://www.umigame.org/ )

●NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン( http://www.secondharvestjapan.org/index.php/jpn_home )

●熱帯林行動ネットワーク( http://www.jca.apc.org/jatan/index.html )

●コーラル・ネットワーク( http://coralnetwork.jp/ )

●NPO法人そらべあ基金( http://www.solarbear.jp/top.php )

(環境コミュニケーションステージでの模様 12/12)

●NPO法人ボルネオ オランウータン サバイバル ファンデーション日本( http://www.bos-japan.jp/ )

●財団法人日本フォスター・プラン協会(プラン ジャパン)( http://www.plan-japan.org/ )

●NPO法人気象キャスターネットワーク( http://www.weathercaster.jp/ )

●A SEED JAPAN( http://www.aseed.org/ )


(別ブースでの携帯電話回収/生息地保全の「ケータイゴリラ」活動の模様 12/12)

●MAKE the RULE(メイクザルール)キャンペーン( http://www.maketherule.jp/dr5/ )

【eco japan cup 2009】( http://www.eco-japan-cup.com/ )
官民協働事業として“エコビジネスの芽を見つけ、育てる”コンテスト

(ライフスタイル部門 市民が創る環境のまち 元気大賞「NPO法人WE21ジャパン」)


(カルチャー部門 エコアート 準グランプリ「0円均一(高島 亮三氏)」)

【Enjoy!ソーシャルJoin~いいコトLife、つながるHappy~】
●Choco-Revo(チョコレボ)( http://www.choco-revo.net/ )


(チョコを買うごとにジオラマに木が増えていく参加型展示の様子 12/12)

企業ブースがどうしても自社製品のアピールが中心となりがちな中で、環境問題を正面から捉え、問題提起できるNPO/NGOの存在は貴重だ。
出展していたNPO法人NPO birthの折原磨寸男氏は「以前はお土産目的でというような来場者も多かったが、最近は変わってきた。真剣に環境NPO/NGOの活動を見るという市民意識の高い来場者が増えてきている印象だ。」と、来場者の意識変化を語る。

今後も、より多くのNPO/NGOが出展し、様々なバックグラウンドや興味・関心を持つ人々が一同に会する貴重な機会として、ますます意義のあるイベントに成長していくことであろう。

エコプロダクツは、「エコプロダクツ2010」として来年も12月9日~11日に東京ビッグサイトにて開催予定。
3月に詳しい出展要項が発表され、7月23日が申し込み締め切りとなっている。

エコプロダクツ2009の報告やエコプロダクツ2010の内容などについては、下記エコプロダクツ公式サイトを参照。
http://eco-pro.com/eco2009/

※本ニュースの取材・編集には三井物産環境基金から助成を頂いています。
http://www.mitsui.co.jp/csr/fund/index.html

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