その他 : ファンドレイジングネット、コミュニティを増設
シーズ・市民活動を支える制度をつくる会が運営する「ファンドレイジングネット」は、2009年10月より新たに5つのコミュニティを開設。2010年3月11日(木)には、コミュニティ管理人を講師に、NPOファンドレイジング研修会を開催する。
特定非営利活動法人(NPO法人)シーズ・市民活動を支える制度をつくる会は、2008年9月より日本で初めてとなる「ファンドレイジング(資金開拓・寄付集め)」をテーマにしたコミュニティサイト「ファンドレイジングネット( http://frn.npoweb.jp/ )」を運営している。
参考ニュース「シーズ、『ファンドレイジングネット』開設」(2008/09/10)
/2008/09/その他-シーズ、「ファンドレイジングネット」/
「ファンドレイジングネット」は、NPOのファンドレイジング(資金開拓)に関わる人たちと、それを支援する人たちが参加して、ネットワークを強化することを目的に2008年から運営しているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)類似のコミュニティサイト。誰でも自由に閲覧できるコーナーもあるが、基本的に利用には参加登録が必要となっている。
2008年度末時点でも、200名を超えるユーザーが登録。さらなるサイト充実と利用者拡大を目指し、従来の「ファンドレイジング・サロン(管理人:鵜尾雅隆氏)」などに加え、新たに以下のコミュニティが2009年10月より開設された。
●「データベース管理者・担当者の座談会 管理人:吉田憲司氏(株式会社ファンドレックス)」
●「ファンドレイジングの日米比較 管理人:長浜洋二氏(富士通株式会社)」
●「オンライン決済で寄付を集めよう 管理人:堀田康裕氏(SBIベリトランス株式会社)」
●「寄付者の個人情報をしっかり守ろう! 管理人:中原美香氏(NPOリスク・マネジメント・オフィス)」
●「はじめてのウェブマーケティング 管理人:平野友朗氏(有限会社アイ・コミュニケーション)」
上記コミュニティでは、定期的に管理者が情報更新を行ったり、利用者からの質問に答えている。データベース管理者・担当者の座談会では、コミュニティから発案されたオフラインでの「取材会」が実現するなど、インターネットを越えた関係づくりにも効果を挙げている。
こうした取り組みもあり、2010年2月現在の登録者は約370名。ファンドレイジングネットは招待制。信頼できるコミュニティサイトを構築するために、参加登録する際には、名前、住所、メールアドレス、所属などの入力が必要になっている。
ファンドレイジングネットは下記。
http://frn.npoweb.jp/
また、シーズは、2010年3月11日(木)に、両国KFCホールにてファンドレイジングネットのコミュニティ管理人を講師に、「NPOファンドレイジング研修会~組織のみんなでファンドレイジング~」を開催する。現在、参加者を募集中。
「NPOファンドレイジング研修会~組織のみんなでファンドレイジング」
https://www.npoweb.jp/modules/eguide/event.php?eid=123
この研修会では、日ごろ組織の中で孤独になりがちなファンドレイジング担当者が、組織を超えて課題を共有し、組織で取り組むファンドレイジングのノウハウを獲得することを目指している。
講師は、日本ファンドレイジング協会常務理事の鵜尾雅隆氏、有限会社アイ・コミュニケーションの平野友朗氏、株式会社ファンドレックスの吉田憲司氏ほか。ファンドレイジングネットのコミュニティでインターネットを通して行っていたコミュニケーションを、リアルなコミュニケーションとつなげ、効果の浸透を狙っている。
さらに、シーズでは「募金(寄付)に関する意識」や「寄付税制に関する市民の関心度」についてインターネット調査を行った。調査の結果は3月11日の研修会にて発表するほか、ファンドレイジングネットなどでも公開する予定。
他にも、NPOのファンドレイジングの事例を紹介する「ファンドレイザー奮闘記II」もまもなく公開予定。これらのコンテンツについては、ファンドレイジングネットに参加登録していなくても閲覧できる。
この事業は、日本財団のご支援により実施している。お問い合わせは、シーズの江崎・関口まで。
特定非営利活動法人(NPO法人)シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
npoweb@abelia.ocn.ne.jp
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル903
Tel 03-5292-5471 / Fax 03-5292-5472