その他 : 【速報】NPO法人数がついに4万を突破!!
内閣府の集計により、2010年5月末時点で、全国の特定非営利活動法人(NPO法人)の数が4万を超えたことが明らかになった。3万突破から3年4ヶ月かかっての達成となった。
特定非営利活動法人(NPO法人)は、所轄庁である都道府県知事または内閣総理大臣の認証を受けて法人格を取得するが、各所轄庁ごとの累計申請受理数および認証数、不認証数等は、内閣府の運営する「NPOホームページ」の下記で公表されている。
http://www.npo-homepage.go.jp/data/pref.html
6月29日、2010年5月末時点での累計申請受理数および認証数が公表され、ついに、全国のNPO法人の数が、40112法人と4万を突破したことが明らかになった。
5月31日時点の集計結果は下記の通り。
申請受理数:41680件
認証数:40112件
不認証数:622件
解散数:3745件(内認証取消数:573件)
よく誤解されるが、内閣府は公表の際に「解散の場合には申請受理数、認証数ともに減算しています。」とのことから、公表されている認証数は解散数を既に引いた数値となっている。すなわち、5月末時点で日本に存在するNPO法人の数が40112法人ということになる。
累計の認証数は既に4万を突破しており、5月末時点では認証数+解散数の43857件だ。
特定非営利活動促進法(NPO法)が1998年12月1日に施行されて以来、この法律の下で法人格を取得するNPO法人の数は右肩上がりに増加してきた。
所轄庁別の認証数を見ると、最も多いのは東京都で6544法人。続いて内閣府が3176法人、大阪府が2710法人と続いている。認証数がもっとも少ないのは、鳥取県の188法人。続いて、福井県が215法人、島根県が216法人となっている。
所轄庁に認証されなかった不認証数は偏りが大きく、東京都が444件と最多で、内閣府の145件と合わせて全体の95%と占めている。
一方で解散法人の数も増えており、累計で3745法人。その内の573法人は、所轄庁による認証取消しによるもの。
今のところ、新設法人数が解散法人数を上回っており、純増が続いている。しかし、新設法人数の減少や解散法人数の増加により、純増のペースは低下している。
認証数が1万増加するまでにかかった期間は、1万突破から2万突破まで1年11ヶ月、2万突破から3万突破まで2年、3万突破から4万突破まで3年4ヶ月と年々長期化している。
これまでのNPO法人の認証数推移は以下のとおり。
1998年12月1日:特定非営利活動促進法(NPO法)施行
1999年11月26日:1000法人突破
2001年10月5日:5000法人突破
2003年2月末日:10000法人突破
(1年11ヶ月)
2005年1月末日:20000法人突破
(2年)
2007年1月末日:30000法人突破
(3年4ヶ月)
2010年5月末日:40000法人突破
参考ニュース「NPO法人数が5千を超える」(2001/10/10)
/2001/10/行政-npo法人数が5千を超える/
参考ニュース「NPO法人、ついに1万を超える」(2003/03/07)
/2003/03/行政-npo法人、ついに1万を超える/
参考ニュース「NPO法人、ついに2万を超える」(2005/02/16)
/2005/02/行政-npo法人、ついに2万を超える/
参考ニュース「NPO法人、ついに3万を超える」(2007/03/01)
/2007/03/行政-npo法人、ついに3万を超える/