その他 : 【東日本大震災】支援全国ネットワークが発足へ
3月16日、特定非営利活動法人レスキューストックヤード、日本NPOセンター、東京ボランティア・市民活動センターら全国のNPO/NGOが「東日本大震災支援全国ネットワーク」を結成した。22日には、公式ホームページ( http://www.jpn-civil.net/ )も開設。30日に総会を東京・平河町で開催し、正式に発足する。
3月11日午後2時46分ごろ発生した「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」は、直後に襲った津波を中心として、東北地方を中心に甚大な被害をもたらしている。
地震発生直後から、各地のNPO/NGOらは被災地の救援に動き出している。こうしたNPO/NGOやボランティア団体らが被災地の救援・復興に向けて、連携して活動していくためのネットワークとして、「東日本大震災支援全国ネットワーク」が結成された。
現在は、暫定的な体制で運営されている。代表世話人として、以下の3名が就任。
レスキューストックヤード 栗田暢之氏
日本NPOセンター 田尻佳史氏
「広がれボランティアの輪」・東京災害ボランティアネットワーク 山崎美貴子氏
活動の中心は、現在5つが設置されている各チームとなっている。
●寄付・募金チーム:寄附の効果的活用のための連携
●地域ネットワークチーム:被災者支援の活動を行う各地のネットワークとの情報交換と連携など
●制度チーム:制度要望など、政府との連携
●ボランティア・ガイドライン・チーム:支援する人のガイドライン作成
●情報チーム:情報の集約と提供
この内、「制度チーム」では、シーズ副代表の松原がチーム長を務めている。制度チームでは、現地の救援活動やボランティア活動などをスムーズに行えるように、制度的な環境整備に取り組んでいく予定。
制度チームでは、これまでに、ボランティア・NPO活動支援のための枠組み創設・指定寄付金指定を働きかけた他、16日に開催された「震災ボランティア・NPOと政府の連携を考える会」で要望が出された「緊急通行車両確認標章の交付」についての働きかけも行い、NPO法人等も対象となるような発行基準の緩和が実現した。
参考ニュース「【東日本大震災】震災ボランティア連携室を設置」(2011/03/21)
/2011/03/その他-【東日本大震災】震災ボランティア連携/
22日には、暫定サイトに代わり、正式なネットワークのサイトが開設された。
東日本大震災支援全国ネットワーク 公式サイト( http://www.jpn-civil.net/ )
現状では、「ボランティアをする」「支援物資を送る」「寄付をする」などのコーナーがあり、ボランティアや寄付など被災者支援を行うための情報が入手できる。さらなる情報充実も行われる近日中に実施される見込み。
今後、「東日本大震災支援全国ネットワーク」では第1回の総会を3月30日(水)14時~から、東京・平河町の日本青年会議所JC会館5階会議室にて開催する。規約の決定や代表・役員等の選出、各団体の情報共有・意見交換、関係機関からの協力表明、活動の現状報告、活動方針の採択などを予定している。申し込みは不要。
詳細は、公式サイト内下記ページを参照。
http://www.jpn-civil.net/news/2011/03/post_2.html