Q5「認定NPO法人に寄付すると税金面でメリットがあるって本当ですか?」(個人編)
はい、本当です。一番大きなメリットは、「税額控除」が受けられることです。
これまで適用されていたのは、税率を掛け算する前の所得を減らすことができる「所得控除」だけでした。確定申告における基礎控除や扶養控除などと同じですね。これに対し、新ルールの「税額控除」では所得に税率を掛けたあとに得られる「税額」から引くことができるのです。
例えば100万円を認定NPO に寄付した場合、100万円から2000円を引いた99万8千円の40%にあたる金額(約40万円)を所得税から引くことができます。さらに寄付先が地方自治体の条例によって指定されたNPO法人である場合、追加でさらに10%分を住民税から引くことができるのです。これらをあわせれば、寄付額の実に約50%にあたる金額を税金から引くことが可能となるのです。
適用されるのは、適用されるのは、2011年1月1日以降の寄付(平成23年分の所得税分)から。ただし税額控除ができるのは、所得税額の25%までですのでご注意ください。
〈参照URL〉
国税局発行認定NPO法人制度改正についてのパンフレット
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/denshi-sonota/npo/01/1120-50.pdf