Q4「NPO法人と認定NPO法人って、どう違うんですか?」
NPO法人と認定NPO法人はどちらも行政にも企業にも属さず、自由な社会貢献活動を行うものとして内閣府から認められた市民団体です。両者の一番の違いは、寄付に関する税制。国税局に認定された認定NPO法人に寄付した場合、寄付した側は税額控除や所得控除といった税制上の優遇が受けられる一方、NPO法人の場合はそれが大幅に少なくなっています。
NPO法人が認定NPO法人になるには、その活動がある程度以上社会から必要とされていることを証明する基準(パブリック・サポート・テスト:略称PST)をクリアする必要があります。ですが旧ルールでは手続きが煩雑だったこともあり、全NPOの約0.5%しか認定を受けていなかったのですが、新ルールではこれが大幅に緩和されました。今後は認定NPO法人が急速に増えていくことでしょう。