NPO活動推進自治体フォーラムin奈良
11月24・25日、8回目となる「NPO活動推進自治体フォーラム」が、奈良県・奈良市で開催された。行政職員を中心に、約400名が参加。「市民・NPO・企業・大学・行政が築く新たな地域社会 東日本大震災を踏まえて~今、日本の大転換~」をテーマに基調講演、パネルディスカッション、5つの分科会などを行い、被災地支援やNPO施策、地縁組織との協働のあり方などについて活発な議論が行われた。昨年に引き続き、モーニングセミナーでは「自治体で活用!新寄付税制&NPO法改正」と題して、シーズの松原・関口が新寄付税制とNPO法改正について、条例制定の必要性と可能性など地域主権・地方分権の観点から解説した。
全国の自治体職員やNPO関係者等が集い、NPO、行政等が協働して新たな地域社会を創るため、協働や市民活動センターのあり方などのNPO施策を議論する「NPO活動推進自治体フォーラム」は、2004年(平成16年)に全国の自治体職員が集い、行政のNPO施策を検討・検証する場として千葉県でスタート。
横浜大会で発足し、現在では40道府県ほか233の自治体が参加する「NPO活動推進自治体ネットワーク(事務局:千葉県環境生活部県民活動・文化課事業推進室)」の参加自治体が開催地となっている。
8回目の開催となる「NPO活動推進自治体フォーラム全国大会 in 奈良」は、NPO活動推進自治体フォーラム全国大会 in 奈良実行委員会が主催で、11月24日・25日にかけて奈良県奈良市で開催された。
11月24日の全体会、基調講演「企業が果たす社会貢献 今、リーダーに求められる力」では、株式会社モンベル 代表取締役会長兼CEOの辰野勇氏が、自身が起業し現在に至るまでの軌跡をはじめ、東日本大震災を受けた支援活動について魅力的に語った。
会場となった「なら100年会館」では、県内のNPOによるパネル展示もあった。
翌日、11月25日は、はぐくみセンターとなら100年会館で、モーニングセミナーと5つの分科会、クロ―ジングセッションが開催された。
モーニングセミナーでは、「自治体で活用!新寄付税制&NPO法改正」と題して、シーズ副代表理事の松原とプログラム・ディレクターの関口が、新寄付税制とNPO法改正について、条例制定の必要性と可能性など地域主権・地方分権の観点から解説した。。朝早くからの開催にも関わらず、180名弱が参加。認定事務の地方移管や自治体独自の条例指定制度など、地方自治体に関わる改正の最新情報を熱心に聞き入っていた。
特別分科会「災害・復興支援に求められる、地域・行政・NPOの役割とその連携のあり方を考える!~初動期から復興期まで、途切れることのない連携体制の構築をめざして~」の様子
第1分科会「「新しい公共」の拡大と定着に向けて~NPOの情報発信・資金確保・人材養成を考える~」の様子
第4分科会「多様な主体の持続的な連携・協働について~地域づくり・課題解決をめざす「新しい公共」の実践!~」の様子
後日、奈良市役所サイト内、下記特設ページに本大会の報告が掲載される予定。「NPO活動推進自治体フォーラム全国大会in奈良」http://www.city.nara.nara.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1310709160376&SiteID=0000000000000&FP=toppage
「NPO活動推進自治体ネットワーク」については、下記ページを参照。
http://www.mienpo.net/jichitainet/