世界寄付指数、日本は105位とやや上昇
12月、英国のCharities Aid Foundation(CAF)がWorld Giving Index 2011(世界寄付指数)の結果を公表した。世界153カ国で寄付やボランティアをした人の割合を調査、順位付けした。1位は米国、2位はアイルランド、3位がオーストラリア、4位がニュージーランドと続き、英国が5位。日本は105位だった。
World Giving Index(世界寄付指数)は、昨年初めて発表された寄付やボランティアに関する全世界的な調査。CAFと調査会社であるギャロップ(Gallup)社と共同で実施。世界153カ国で、過去1か月間について<団体に寄付したか?/団体でボランティアしたか?/助けを必要としている見知らぬ人を助けたか?>を電話や対面により調査。これら3項目の割合の平均値を寄付指数として算出した。(※「団体」には、政治団体やコミュニティ団体、教会を含む)
日本は、全体の105位(26%)と、昨年の119位(22%)よりは上昇したものの、世界的には下位層にとどまっている。寄付が24%、ボランティアが28%、手助けが26%と前年に比べるとどれも増加したものの、他国と比較し低調で、残念な結果となった。東アジアの中でも、中国の140位(20%)に次いで、2番目に低い位置。他の東アジア各国では香港が11位(49%)でトップ、韓国が前年の81位から急上昇し57位(35%)、モンゴル59位(35%)、台湾67位(34%)、だった。