【18】正しい「領収書」の発行が大切。
1.寄付者への領収書発行が重要。
認定NPO法人へ寄付した支援者は、寄付金控除等の優遇税制の利用を期待しているはずです。認定取得後は頂いた寄付に関する領収書の確実な発行が欠かせない仕事になります。
2.領収書の発行時期や頻度、寄付金控除対象を検討。
寄付者が、個人か法人か相続人かにより、領収書の必要な時期が異なります。個人の場合、確定申告時期は同じですが、法人の場合は事業年度(決算時期)、相続人の場合は被相続人が亡くなった時期によります。
4.必要な事項を忘れずに記載。
認定NPO法人の発行する領収書の様式は自由ですが、必ず記載しなければいけない項目が決まっています。これらの記載が漏れていると、優遇税制が受けられません。
〈領収書に必ず記載すること〉
- ● 認定NPO法人等の名称、所在地
- ● 所轄庁からの認定通知書に記載された番号、認定年月日
- ● どのような特定非営利活動に係る事業に関連する寄付金であるかの記載
- ● 受領した金額と受領年月日
- ● 寄付者の氏名と住所
- (● 住民税の寄付金税額控除対象であるかの記載)
5.寄付者名簿は5年間保管。
領収書の発行と合わせて、寄付者名簿の作成も必要です。認定・仮認定取得後は、毎事業年度終了後3か月以内に寄付者名簿を作成し、備え置く義務があります(所轄庁への提出は不要です)。