シーズ、ChangeRecipe(チェンジ・レシピ)をオープン
シーズ・市民活動を支える制度をつくる会は3月28日(金)、新規ウェブサイト、ChangeRecipe(チェンジレシピ)を開設した。ChangeRecipeは、NPOが使える制度や社会資源の使い方を紹介するサイト。
シーズが、被災地NPO法人の認定取得支援事業を進める中で、法人運営の知識や管理面での人手不足の課題が見えてきた。
認定化のためには、様々な法律を守っていることが求められるが、法務、労務、会計、税務を勉強する時間や人手の確保は大変である。
そこで、ChangeRecipeを開発し、ここでは、法人運営の適切な「やり方」や使える制度や社会資源の使い方を解説。
料理のレシピのように工程をプロセスに分けて見せることで、やり方が誰にでもよくわかるようにすることを目指した。
NPOの運営支援や積極的にNPO活動に取り組んでいる方々に原稿を依頼し、19人から66のコンテンツを掲載。
被災地で活動するNPO法人が、知っておきたい制度や仕組みの使い方の他、認定を取得した団体からは「PSTの3000円×100人の集め方」や「認定NPO法人を活かしたファンドレイズの方法」など、認定制度の使い方・活かし方についても執筆いただいている。
単にノウハウを説明しているというよりも、こんな方法をとったら実際にできた!という実体験を経験者が「レシピ」にして書いている点がわかりやすい。
執筆者からは、「このサイト、画期的ですね!ノウハウの共有、本当に大事だと思っています。」という期待や「知識のある人からない人へ・・・というより、実践した人が情報を持ち寄って、お互いに成長しよう!という感じが伝わってきました。」というサイトの目指す意気込みに強く賛同していただいた方もいて、サイトオープンに向けて、大変やりがいを感じられるサイト構築となった。
開発を進めてきたシーズの鈴木歩は、
「NPOの運営実務は、すべてが初めての体験の人にとっては苦労が多いものだが、多くの場合、ほかに既にやり方を知っている人がいたり、失敗・工夫を重ねるなかで、上手なやり方が構築されてきている。そのやり方を手順にして、料理のレシピのようにするのが、今回のチャレンジであった。
当面は被災地のNPO向けの情報提供に努めるが、いずれは全国で活用いただける”レシピ集”にすることを目指していきたい。」と、今回のサイト開設について述べている。
なお、このサイトは、平成25年度日本郵便の年賀寄付金の助成を受けて開発しました。また、平成25年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて、バージョンアップしました。この場をお借りして御礼申し上げます。
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ChangeRecipe(チェンジレシピ)
URL: http://www.changerecipe.org
対象: 主に被災地NPO法人。誰もがアクセスできるオープンサイト。
内容: 法人運営の適切な「やり方」のほか、NPOが使える様々な制度や社会資源の使い方を紹介するサイト。
運営者: NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会