定款をつくりたいのですが、参考になるものがあれば教えてください。
NPO法人に向けて定款の作り方を紹介した冊子はいくつか市販されていますが、よりお勧めしたいのは、シーズのブックレットNO.5『NPO法人ハンドブック』とNO.7『NPO法人定款作成マニュアル』です。NPO法の概要とNPO法人設立のためのノウハウや注意点、個々の団体の運営に即した定款の作成方法についてなど、市民団体の立場から詳しく紹介していますのでぜひ活用ください。
法人申請をすることが決まったら、所轄庁の発行するガイドブックを入手します。
NPO法人の所轄庁は、事務所がどこにあるかで決まります。事務所が1つの場合は、その事務所が所在する都道府県、事務所が2つ以上ある場合は、内閣府が申請の窓口になります。申請の書式や認証の基準は所轄庁ごとに異なるので、自分の申請先となる所轄庁のガイドブックを取り寄せることが必要となります。
所轄庁のガイドブックにも定款やその他の申請書類について書式例が載っています。注意していただきたいことは、所轄庁が提示している定款やその他申請に必要な書類について、内容をよく検討しないままに活用してしまうことがないようにということです。
モデル定款や書式作成例は、あくまでも例示に過ぎません。所轄庁のモデル定款の通りに定款を作成すれば認証されるとは思いますが、運営方法や組織構成は団体によって異なるはずですし、法律の要件を満たしていれば、定款の内容を自由に決めることができるのです。団体内部での十分な話し合いを経て、団体にふさわしい定款づくりを試みられることをお勧めします。