行政 : NPO評価手法の報告書、内閣府公表
内閣府国民生活局は、平成13年度調査の「NPO活動の発展のための多様な評価シ ステムの形成に向けて(NPO評価手法に関する調査報告書)」をまとめ、7月3日にホー ムページに概要を公表した。
内閣府国民生活局は、NPOが増加し、またそうしたNPOに寄附やボランティアで協力したいという人も増えているが、いまだNPOの活動が妥当であったかをフィードバックさせチェックする仕組みが整っていない、という問題意識から、「NPO活動の発展のための多様な評価システムの形成に向けて(NPO評価手法に関する調査報告書)」をまとめ、7月3日にホームページでもその内容を公表した。
内閣府によれば、この調査では、NPO法人の活動を促進するためのチェックシステムを「評価」と表現し、NPO法人自らが「評価」を活用することを念頭に「NPO評価」を検討したという。
また、この評価を通すことでNPO法人が業務改善や透明性などを確保し、支援者などとの信頼を醸成することが必要であるとしている。
報告書には、各種事例も紹介されており、「NPO評価」のための3つの心得と6つの工夫を提言している。加えて、NPO法人と支援者の相互理解の促進のために、今後は特にNPOを支援するNPO(中間支援組織)が評価の支援役としても大きな役割を担っていくことが期待されると指摘している。
この調査にあたっては、6名の委員によって構成される「NPO評価に関する検討委員会(委員長:出口正之国立総合研究大学院大学教授)」も設置されて検討が行われた。
調査報告書は次のホームページから読むことができる。
報告書概要= http://www5.cao.go.jp/seikatsu/npo/report/020628hyouka-s.html
報告書本文= http://www5.cao.go.jp/seikatsu/npo/report/020628hyouka.html