行政 : 高校の余裕教室をNPOに・大阪府
大阪府教育委員会は、4月25日に、府立高校の余裕教室を、6月からNPO法人や市民活動団体に貸し出すと発表した。高校の余裕教室の貸し出しは全国でも初めて。明日から申し込み受け付けを開始する。
大阪府教育委員会は、今年度、府立高校の26校33教室をNPO法人や市民活動団体の活動の場所に貸し出すモデル事業を始めた。
このうち12校は、国際交流や子育て、伝統文化などに限定。使用方法は、基本的に月~金の学校が開いている9時~17時の間となっている。
希望団体は、5月15日から大阪府教育委員会地域教育振興課に申込むもの。
大阪府教育委員会地域教育振興課は、「NPO法人や市民グループのネットワークを学校教育に役立てたい」とし、「使用料は光熱費等の実費負担で今年度は無料」としている。
文部科学省によると、昨年度の全国の小中学校の余裕教室は6215。しかし、大半は学内利用の特別教室や子ども達の交流スペースに充当している。
地域に開放されたのは、社会教育や高齢者施設で245(4%)教室となっている。