行政 : 議連、NPO法改正案提出へ
NPO議員連盟は、5月9日、幹事会を開き、来週にも総会を開催し、NPO法改正案の内容を最終決定することを決めた。今国会に提案し、成立をめざす。また、現在空席となっている会長には額賀福志郎衆議院議員が就任することが了承された。
5月9日、NPO議員連盟の幹事会が開催された。
幹事会では、「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律案・概要」の最終調整が行われた。
最終調整の内容は以下の通り。
- 活動分野の追加の部分で、
「職業能力の開発及び雇用機会の創出を図る活動」という表現が曖昧であるとして検討されていた。対案として、「職業能力の開発及び雇用機会の創出を支援する活動」と「職業能力の開発及び雇用機会の拡充を支援する活動」が検討されたが、「拡充」の方がより幅のある表現であることから、「職業能力の開発及び雇用機会の拡充を支援する活動」に変更することが了承された。 - 予算の規定の削除の部分で、
前回の会合で保留になっていたが、このまま削除することで了承された。 - 課税の特例の条項の部分で、
前回、民主党など野党4党がNPO支援税制の対案を提出しているために、野党側から、この条項の削除が求められていたが、総会までに調整を行うことが確認された。
その他は改正案の通り、了承された。
今後、来週半ばにもNPO議員連盟総会を開催し、総会の場でNPO法改正案の了承を得て、今国会へ提案し、早期の成立を目指すとしている。
また、幹事会では、新しい会長に額賀福志郎衆議院議員が就任することが内諾された。
3月26日の幹事会で加藤紘一衆議院議員が議連会長を辞任した後、会長は不在となっていたもの。新会長は来週にも開かれる総会の場で正式に選出される予定である。